埼玉県教育委員会は27日、2022(令和4)年度公立入試に係る出題の基本方針と出題範囲を発表した。
 県発表の資料はコチラ。
 「令和4年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学力検査問題の出題の基本 方針」

 【出題の基本方針】
(1)中学校における平素の学習を重んじ、中学校学習指導要領に基づいて出題する。
(2)基礎的な知識及び技能をみる問題とともに、知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等の能力をみる問題の出題に配慮する。
(3)各教科の目標に照らして、受検者の学力を十分に把握できるように、出題の内容及び出題数に配慮するとともに、記述による解答を求めるよう配慮する。

 以上は特に例年と変わるところなし。

 【出題範囲】
(1)実施教科
  国語、社会、数学、理科、英語の5教科とする。
(2)出題範囲
  中学校学習指導要領に基づいて出題する。
  なお、英語には、リスニングテストを含む。
 
 以上のとおり、「中学校学習指導要領に基づいて出題する」とあるだけで、前年のように出題から除外する範囲を示していない。
 今のところ、前年のように公立小中学校が臨時休校となるような事態には至っていない。
 授業はほぼ平常に行われている。
 今後、どのような社会変化があるかは予測できず、前年同様の措置が取られる可能性を完全には否定できないが、2022(令和4)年度入試は削減・縮小範囲無しで実施される模様である。