本題に入る前にめでたいニュース。
 ついに所沢北の校長情報が更新された。
 このまま1年通す気かと心配したが、良かった。
 あとは、「学校概要>校長室」とたどっても白紙状態である桶川西だけだ。

 では、本題に入る。

 再び、やたら色使いの激しいホームページは見づらいし、品がないという話である。
 前回記事はこちら。
 「色の使い過ぎで何が言いたいのか分からなくなっているホームページ」
 今回は、実際にある学校のホームページの改良に挑んでみる。

◆板書と一緒にしてはいけない
 さて、今回取り上げるのは県立富士見高校である。
 別に恨みがあるわけではない。ましてこの学校を貶めようという気持ちはさらさらない。
 むしろ応援したいくらいだ。
 ではまず。現状のトップページを見てみよう。
 
 いきなり出てくるのが派手な文字の羅列だ。
 色数を数えてみる。
 黒
 赤
 ピンク
 緑
 青
 薄めの赤
 薄めの青
 紫っぽい色
 以上8色。
 目がチカチカして、どこに視点を合わせていいか分からない。

 学校の先生は、もしかしたら板書(黒板やホワイトボード)と勘違いしているのではないか。
 板書であれば、大事なところは目立つように赤や黄色を使うのは常套手段だ。
 だが、ホームページのテキスト部分(文字部分)を書く時は、その発想は捨てたほうがいい。
 赤文字は基本使わないことにする。
 使うのは緊急事態が生じたときだけである。

◆まずはスミ一色(黒一色)で書いてみる
 文字の基本は黒であるから、色の心配をする前に、すべての文字要素を黒で書いてみる。
 現状の文字要素はこれ。
 
 上記内容をすべて黒で表記すると、下のようになる。
 
 これはこれで読みづらいので、色は変えずに強弱をつけてみる。
 強弱のつけ方は、級数(文字の大きさ)を変えるか、太文字を使うかだ。
 背景に薄い色を加える方法もあるが、今回は用いない。
 すると、下のようになる。
  
 キャチフレーズが上下に分かれていたので、上の段にまとめた。
 メインフレーズの「さわやかな~」は、級数を上げ、太字にした。
 サブフレーズの「富士山を~」はメインよりやや級数を下げた。
 長めのフレーズなので三段に分けたが、一段で通してもよい。
 大学名は単純に五十音順となっていたが、著名な大学を前の方に持ってきた。
 大学数はもう少し絞ったほうがいいかもしれない。

 残るは色付け。
 たとえば、こんな感じ
 
 以上をトップページに貼り付けてみる。  
 
 かなり、すっきりしたのではないか。
 ワードとウィンドウズ標準ソフト「ペイント」を使って処理したので今回はこれが限界だ。

 好みの問題なので、元の方が目立つし、見やすいという人もいるだろう。
 が、私は派手な色使いよりシンプルを好むし、そちらを推奨したい。

【追記】令和4年5月28日
 県立富士見高校のトップページは、その後改定されている。