専門学科訪問シリーズ4校目。
 今日は幸手桜高校を訪問。

 同校は総合学科校であるが、前身が旧幸手商業高校であることから、商業教育に特色をもった学校となっている。
 「商業高校と遜色ない専門教育」が同校の売りであるから、シリーズの1校に加えても差し支えないだろう。

 現在埼玉県内には総合学科を擁する全日制高校が9校ある。
 1小鹿野
 2川越総合
 3久喜北陽
 4幸手桜
 5進修館
 6誠和福祉
 7滑川総合
 8吉川美南
 9寄居城北

 普通科でもない、専門学科でもない、第三の学科として誕生した総合学科であるが、どうもいまいちピンと来ない。
 普通科と専門学科の「いいとこ取り」といった説明の仕方もあるが、世の中そう都合よく運ぶものではない。
 どっちつかずの中途半端な学科ともなりかねない。

 そうした中で、前身が川越農業である川越総合と、前身が幸手商業である幸手桜の2校は、非常に分かりやすい学校となっている。
 ただ、地域的なこともあって、川越総合が募集好調なのに対し、幸手桜は苦戦を強いられており、今春入試でも50人の欠員募集を行う結果となった(定員200人)。

 今日は授業見学に先立ち校長先生の話をうかがった。
 昨年4月に着任した出井孝一(でい・こういち)校長。
 冒頭、「私が親しくしている先生の中に、すごく良く似た名前の先生がいらっしゃるんですけど」と言うと、「はい、存じ上げています」とのお答え。
 最近、人の名前を覚えられないのだが、出井校長の名前は一発で覚えた。

 出井校長はインタビューの後すぐに出張に出られたが、何でも地元ロータリークラブ関係の会合だとか。
 出井校長は現場での経験はもちろんのこと、県教育行政の経験も豊富で、自治体、大学、企業などにも幅広いネットワークをお持ちのようだ。
 昨年度は、地元幸手市と包括的連携協定を締結している。
 なるほど。
 この学校を地域にとってなくてはならない存在にしようという作戦か。
 あるいはまた、同校を地域活性化の起爆剤にしようという作戦。
 いいと思う。

 近年、統廃合計画が現実化すると、その時になって初めて、とってつけたような反対運動が起こる。
 それまで無関心だったくせに、急にもっともらしいことを言い始める。
 で、結局計画は予定通り実行に移される。
 
 事が起こってから、見せかけのアリバイ作りのような行動をするのは御免だ。
 地域や市民にとって、なくてはならない存在にこの学校をする。
 これは重要なことだ。
 在校生や卒業生にとって失ってはならない大切な存在であるのは当然だが、そういう気持ちを地域住民とも共有できれば、学校の存続や今後の発展に向けて盤石な体制が確立できる。
 私の理解に間違いがなければ、出井校長はそのようなことを言っておられた。

 さて、肝心の授業について触れられなかったが、それは新聞及びWEBサイトで紹介しよう。
 下の写真は1年生数学の授業。2クラス3展開をしているので、教室よってはこのような少人数授業(11人)が実現している。