文化祭シリーズ第5弾。
 秋の文化祭は先週の土日(9/9・10)がピークで、今週開催の学校は少ない。
 公立は芸術総合のみ。
 私立は秋草学園、埼玉栄、栄北、聖望学園、獨協埼玉など8校。

 せっかくだから2校は回りたい。
 昨日も話題にした芸術総合に行ってみたい気もするが、ここに行くと他を回るのは困難。
 となると、埼玉栄から栄北、あるいはその逆という選択となる。
 で、結果を先に言っておくと、埼玉栄に長居し過ぎたのと、暑さで体力が限界に達したのとで、栄北は断念。
 なんだ、結局は1校かよ。
 まあ、このあたりが寄る年波というやつだ。
 明後日は敬老の日。

◆ハイレベルな演技・演奏
 この学校の文化祭を見に行くのは初めてだが、想像していたものとはかなり違っていた。

 門の装飾などはない。
 屋外に模擬店も数店(4つだったか)出ていたが、飲食関係は無し。

 屋内にあるのかと思ったが、それも無し。

 食堂は営業していた。

 ご覧のように大盛況。
 「埼玉栄ランチ」(410円)をいただく。

 来場者のうち、かなりの人数が教室棟ではなく体育館に直行していた。
 なので、私もその流れに乗り体育館へ。
 ちょうどマーチングバンドの演技中だった。

 吹奏楽部は全国的にも有名だが、それとは別にマーチングバンド部があるんだね。
 体育館では、吹奏楽部はもちろん、バトン部、チアリーディング部、ダンス部、それに新体操部(男子もあり)などの演技・演奏が次々に披露される。
 どれもハイレベル(見ていないが、活動実績を見れば明らか)。
 なるほど、これを目当てに来る人が大勢いるわけだ。
 たしかに、ずっと見ていられる。

◆展示も部活が中心
 教室棟も回ってみよう。

 どうも今まで見てきた文化祭と雰囲気が違うなと思ったら、この学校にはクラス企画(クラス参加)というものが無いようだ。
 こちらも部活が中心で、あとは学科や学年ごとの展示で探究活動などの成果を発表するもの。

 書道部・美術部・写真部など一通り見て来た。
 特に写真部は時間をかけて見て来た。
 写真甲子園や全国総文祭には何度も県代表として出場している。

 最後に、大教室に行ってみた。
 共に全国レベルのコーラス部、マンドリン・ギター部の演奏が聞けるはずだが、コーラス部は今日の予定はなかった。
 帰る時間が迫っていたが、出番待ちしているマンドリン・ギター部の生徒に少し話を聞いた。
 部員は50人もいるそうだ。
 始めた動機は? 目指す大会は? どんな曲を演奏しているの?
 得体の知れないジジイの質問に丁寧に答えてくれた。
 どんな曲?の質問には、曲のさわりを弾いてみせてくれた。
 

 調子に乗った私は、「チャルダッシュ(チャールダーシュ)って曲があるんだけど、そういうのは弾かないの?」と尋ねてみた。
 「聞いたことありません」
 そうか。マンドリン界では有名かと思ったが、そうでもなかったか。
 個人的は好きなんだが。
 ピアノ、ヴァイオリン、サックスなどいろいろな楽器で演奏されるが、マンドリンもいいよ。
 YouTubeで「チャルダッシュ」と検索すればたくさん出てくる。
 たとえば、こんなの。
 チャルダッシュ マンドリンバージョン

 で、生徒がエライなと思ったのは、「後で調べてみますから、忘れないようにメモしておきます」と、スマホにメモしたこと。
 いや、そこまでせんでもと思ったが、大事なことだね。
 いっぺんでマンドリン・ギター部のファンになったよ。

◆文化部もすごい
 埼玉栄というと運動部の印象が強いが、文化部にも全国レベルの部がいくつもあることを改めて知ることになった。
 飲食関係の模擬店なし、クラス企画のアトラクションなし、バンド演奏なし、有志ダンスなし。
 他の学校では当たり前にある企画や出し物が一切なくて、それでこれだけの文化祭が成立する。
 これはすごいことだ。

 お時間のある方は、明日もう一日あるので下記ページを参考に行ってみては。 
 文化祭 (文化・美の祭典) 一般公開のお知らせ