日焼け止めクリームはサンゴ礁に悪影響を及ぼすとのことで米国・ハワイ州では販売禁止が検討されているようである。
 実施はまだ先の話であり、オキシベンゾンやオクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルへキシル)を成分として含むものがアウト。また、地元で販売しないだけで日本からの持ち込みは問題ない。
 どちらにしても、この先ハワイに行く心配のない私には関係のない話だ。

 私は夏場でも外を走るし、山にも登るから日焼け止めは愛用している。
 走る前はしっかりと日焼け止めを塗り、帽子をかぶり、サングラスをして(紫外線は目からも入るらしいので)、UVカットのアームカバーをして、さあ出発。そうそう、水も忘れずに。

 小学校や中学校では日焼け止めの使用が禁止されている場合がある。
 高校でも禁止のところがあるかもしれないが、小中に比べれば規制は緩いだろう。
 禁止の理由は、プールが汚れるからとか、配水管の目詰まりの原因になるとか、そんなことが主で、サンゴ礁が理由ではないようだ。

 プールの件はなるほどそうかなと思うが、それ以外の場面だったら本人や家庭に任せていいだろう。
 紫外線と皮膚がんとの関係が心配だが、国立がんセンターの統計で調べてみたところ、皮膚がんの罹患率は肺や胃や大腸などに比べればはるかに低く、それほど神経質になる必要はなさそうだ。むしろ化学物質を肌に塗りたくることのほうが心配だ。

 最近は、飲む日焼け止めというのあるが、そんなもの飲んで大丈夫か。そもそも効き目があるかどうかも分からないので、後日私が人体実験してご報告しよう。この年になって、何が体にいいだの悪いだのは関係ない。そのあたりが年寄りの強みだ。

 私はふだん時計を身につけないが、ランニングの際は計測のために着けている。何もしないとその部分だけ白い跡が残り、みっともない。日焼け止めを塗る主な理由はそれだ。それと、日焼けの跡がシミになって醜いというのもある。

 若い人は、特段の健康上の理由がないのであれば、どうせ冬になれば元に戻るんだし、思いっきり日焼けすればいい。