怒涛の塾説シリーズ。塾説は塾対象説明会の略。6月中旬から7月初旬にかけて埼玉県内私立の塾説が集中する。
だいたい10時半とか11時始まりで昼には終わる。塾の先生方は午後2時ぐらいからの勤務なのでこのような時間帯となる。
塾をやっているわけではない私になぜ案内が来るのか。私に説明したって受験生は増えないんだけど…
ただ、受験生や保護者相手に、学校のことを書いたり話したりしているから、呼んで話を聞かせておけば、多少なりともプラスがあると考えられているのだろう。あくまでも多少。ほんの少し。やはり、塾の先生方の影響力にはかなわない。
今日は昌平中学・高校へ。
2日連続で行われ、今日は学校、明日は春日部(ふれあキューブ)。合わせれば300~400人ぐらい集まるんじゃないか(推定だけど)。
この学校は、城川雅士校長がほぼ一人でしゃべりまくるスタイル。校長は挨拶だけという学校も多いが、スライドを使って学校紹介を全部自分でやっちゃう。
他にタレントはいないのか。いや、そんなことはない。いくらでもいる。
でも校長中心。
急成長している学校はこれでいいのかな。
かつては開智の青木徹先生や栄東の田中淳子先生などもワンマンショーだったと記憶している。大宮開成の山中克修先生も一人熱弁を振るっていたな。
会社でも学校でも、伸びて行く過程ではそういうときが必要なのだ。
担当ごとに細切れで説明するのもいいが、校長自らというほうが熱い思いが伝わってくる。
公立の学校説明会に行くと、校長はホントに挨拶だけだったりする。
「あとは担当から説明させるから、みんな、しっかり聞いて帰れよ」的な態度。
受験生がしっかり集まっている学校ならそれでもいいが、定員確保がおぼつかない学校でこれをやられると、がっかりする。
私ががっかりするのは構わないが、受験生や保護者ががっかりしたら、どうする。
募集や入試に関わる仕事は、団体戦だ。組織力の勝負だ。みんなで分担し協力しないと戦えない。しかし、そのことと、募集戦略の一部である説明会をどう構成するかは別問題だ。
「でも、私は来年3月で定年だから…」
だからさ、そういう問題じゃないんだよ。先生たちの熱い思いを学校の代表として伝えなさいって話だよ。それは校長の仕事じゃないとは言わせんぞ。
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