主に塾関係の皆さんへ。先週末(2月5日)の段階で、埼玉県教育委員会からいくつかの通知が出ているので念のため紹介しておこう。
さまざまな通知が一覧できるのがココ。
学校の感染予防に関すること
最新の情報としては、公立入試関係の通知があって、それはココ。
「令和3年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における新型コロナウイルス感染症に係る対応について(通知)」
上の通知には、こんなフローチャートも付いている。
ごちゃごちゃして読みにくいが、役所の出す通知は、用語をテキトーに省略することはできず常に正式名を用いなければならない。
そして、少しでも誤解を与えそうな表現は避けなければならない。
我々のように見栄え重視というわけにはいかないのだ。
要するに、「追検査もあり、特例追検査もあり、いざとなったら調査書だけで選抜するから、公立入試は必ず受験できますよ」と言っている。
まあ裏を返せば感染したり濃厚接触者であったりすると2月26日の学力検査は受検できませんということでもあるが、先々の事を言っておかないと無理して(場合によっては隠して)受検して感染が拡大したら困るということだ。
県教委はこれらの内容を生徒に説明すること、保護者にも可能な限り周知すること、と述べているので、塾の先生方も万一の場合適切な助言ができるようザっと目を通しておくほうがいいだろう。
卒業式等については、次のような通知が出ている。
「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいた緊急事態宣言の期間延長に伴う県立学校の対応について」(通知)
卒業式は感染対策を講じた上で実施することとしている。
在校生の出席はなし。
先生と卒業生が中心で在校生の出席はなし。ただし、送辞を読む子は別。
送辞がないと答辞も述べられないから。
来賓は招かない。
元々要らのだが、例年私もいくつかの私立中高から招待されているから、出られないのは残念という気持ちもある。
出席できないなら祝電でも送るかとなるが、たぶん学校側としては迷惑だ。
式で読みあげる時間はないし、どこかに掲出するのも一手間だから、よほど関係の深い人以外は遠慮しよう。
議員や出入り業者は特にやめておけ。
保護者は一人までで座席指定。
お父さんかお母さんか。まあ毎日弁当作ってやった分お母さん有利。
私立中学校あたりだと祖父ちゃん祖母ちゃんまで出たがるが、気持ちは分かるがあなた方が一番危ない。
ここは自らの「命を守る」ことを優先しよう。
な、「命を守る」っていうのはこういう場面で使うんだよ。
式典全体の時間を短縮すること。
校長式辞は5分以内ってことかな。
言い足りない分はWEBサイトで公開すればいい。何なら事前に動画を収録しておく。
国歌斉唱はしないが、式次第には入れておく。
このあたり、さまざまな経緯を知る私などは妙に納得してしまう。
歌わないなら入れるなよと思うが、そうはいかないのが国歌である。
正式には式次第に「国歌斉唱」と入れるべきだが、「君が代」とか「君が代斉唱」としている学校もある。
法律でも君が代が国歌であると定められているが、教員の中にどうしても国歌と認めたくない人たちがいるので、いわば妥協策として「君が代斉唱」となったと考えられる。
何十年か前の公立高校での話だが、式の途中「国歌斉唱」の場面になると式場からドカドカと退室し抵抗の姿勢を見せるというパフォーマンスが流行ったが、今でもこの伝統を引き継いでいる方々がいるのだろうか。
卒業式後の集まりや会食を自粛すること。
これ、生徒に言ってる?
いや、主に先生や保護者だろうね。
私は何度も卒業生担任をやったが、卒業式の日は、その日のうちに家に帰れた試しがない。
昼の主役は子供、夜の主役は親。
生徒の相手だったら何時間だろうが全然苦にならないが、酒飲みの親の相手は疲れるぜ。
ともあれ、卒業式はやりなさいということで目出度い話だ。
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