正月恒例、谷中七福神めぐりに行ってきた。
今年で15年連続となるが、毎年同じ日に同じ時間に出発し同じコースを辿るので、ある意味定点観測になっている。
今年は昨年に比べ、人出はかなり少なかった。
風もなく穏やかな一日だったのに、みんなどこへ行ってしまったのだろう。
ニュースでは明治神宮はじめ都内の著名な神社仏閣は、昨年を大幅に上回る人出と伝えているから、皆さんそちらに向かわれたのかもしれない。
午前10時、JR山手線「田端駅」集合・出発。
今年のメンバーは七福神めぐりにふさわしく7人。
1 東覚寺(福禄寿)
東覚寺は真言宗豊山派の寺。山門前に「赤紙仁王」と呼ばれる仁王像二体が立つ。病を患った部分に赤い紙を貼ると治ると伝えられている。いつもならおびただしい数の赤紙で仁王像が見えないのだが、今年は人出も少ないということで本体も一部見えていた。
2 青雲寺(恵比寿)
青雲寺は臨済宗妙心寺派の寺。七福神めぐりの幟がなければ通り過ぎてしまいそうなこじんまりとした寺だ。
3 修性院(布袋)
日蓮宗の寺。いつもなら堂内に入り布袋尊を間近で拝めるが、コロナ対策ということで去年に続き外からの参拝。
4 長安寺(寿老人)
臨済宗妙心寺派の寺。普通の民家と見まごうような小さな寺。
5 天王寺(毘沙門天)
天台宗の寺。有名人の墓も多い谷中霊園一角。谷中七福神に数えられる寺院は江戸時代創建・開山が多いが、こちらは鎌倉時代創建で歴史が古い。例年なら、長い行列ができるが、今年はほとんど待つことなく拝めた。ついでなので、すぐ近くにある徳川慶喜の墓所を参る。そこまで行ったのだから渋沢栄一の墓も行っとけばよかった。
6 護国院(大黒天)
天台宗の寺。すぐそばに東京藝術大学、都立上野高校がある。
7 不忍池弁天堂(弁財天)
天台宗上野寛永寺を構成する一堂。ここは毎年長い行列ができるが、今年はそれほど待つことなく参拝できた。
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