令和6年度埼玉県公立高校入試に関して、募集人員が発表された。
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 令和6年度 埼玉県公立高等学校第1学年及び専攻科第1学年並びに県立中学校第1学年生徒募集人員

◆募集人員は800人減
 総募集人員は3万5600人である。
 前年と比べ800人の減。

 中学校卒業予定者数が5年度6万2811人から6年度6万2019人と、792人減少している。

◆募集を停止する学校
 「魅力ある県立高校づくり第2期実施方策」に伴い、次の学校が募集を停止する。

 岩槻北陵
 浦和工業
 鳩山
 皆野
 八潮
 和光

◆募集人員を増やす学校
 次の4校で計200人の募集増。

 越谷東  280人 → 320人 +40
 鶴ヶ島清風200人 → 240人 +40
 ふじみ野・普通120人 → 160人 +40
 川口市立・普通280人 → 320人 +80

◆募集人員を減らす学校
 次の2校で計80人の募集減。

 朝霞西 360人 → 320人 -40
 所沢西 360人 → 320人 -40
 
◆注目は川口市立の80人増
 今回最大の注目点は川口市立の普通科80人増だろう。
 これにより、普通科360人、スポーツ科学コース80人、理数科40人、計480人となる。
 前年(令和5年度)は、普通科280人募集に対し、学力検査当日の受検者は541人で、倍率は1.93倍だった。
 2倍超えの市立浦和に次ぐ高倍率だ。

 前年普通科当日受検者数541人を、360人募集で再計算すると1.50倍となり、倍率はかなり緩和される見込みだ。
 ただしこれは、志願者・受検者が前年並みであった場合という机上の計算だ。
 間口の広がりが歓迎され、新たな志願者を呼び込む可能性もある。
 近隣の公立、私立への影響は避けられない。