毎日、各校の公式Instagramを見ている。
探し回らなくても埼玉県内の公私立高校約40校をフォローしているので、アプリを開くと勝手に流れてくる。
そんな中、久喜高校公式Instagramから、こんな情報が流れてきた。
来期、つまり令和6年4月からの学校説明会等の情報である。
令和6年度(2024年度)入試では、第1回、第2回の進路希望調査ではいずれも定員に達していなかったが、最終的には辛うじて1.00倍を超え、欠員補充は回避した。
こうした現状を打ち破るため、来期に向けて早めのスタートを切ろうということだろう。
まだ3月だが、来期の説明会情報発信を発信している。
そこまでは良い。
ただ、発信された内容は「生徒募集計画」というものであり、いわば内部文書的なものだ。
ここは、もうひと手間かけて、中学生向け、あるいは教育関係者(塾など)向け情報として発信し直したほうがいいだろう。
内容的には概ねよろしいのだが、少なくとも「目標(ねらい)」の部分は、校内で教職員が共有していれば済む内容であり、外部への発信は必要ない。
まだ、来期の説明会情報を発信している学校は全県で10校にも満たない。
慌てる必要はない。
中学生(受験生)に伝えるべき内容に書き直して発信し直してほしい。
さてその上で、日程や内容についてチェックしてみよう。
【部活動ブログ】
「更新依頼」とある。
HPの部活動情報を積極的に更新して欲しいという部活顧問への依頼なのか。
それ自体悪いことではないが、HP新着情報が部活一色にならないように注意しよう。
ちなみに、学校公式インスタのフォロワーは約400だが、バレーボール部は約3000、バスケットボール部は約1800に達しており、HPよりもインスタ中心に発信している。
【新入生アンケート】
新入生へのアンケートを実施するようである。
以前から、来なかった人にその理由を尋ねるより、来た人にその理由を尋ねたほうがいいと言っている。
もっとも、来なかった人(入学しなかった人)には尋ねようがないわけであるが、実際に選んで入学してきた生徒に、その理由を尋ねるのは良いことだ。
たとえその理由が「通学に便利」というものだったとしても、そういう生徒が多いことが分かれば、それをアピールポイントの一つにすればいいわけである。
手間はかかるが、紙のアンケートなどよりも個人面談の際に聞いた方が、意味のある答えが得られるだろう。
【学校案内・ポスター】
「6月7日~中学校へ郵送」とある。
夏休み前までなどと、ノンビリしている学校も多い中、この早さは良い。
たぶんそうすると思うが、さすがに久喜中学校には郵送しないだろう。ほぼ隣と言っていい中学校だ。
多くの受験者を送り込んでくれている中学校や、市内近隣の中学校には持参しよう。
【塾向け説明会】
「6月13日」とある。
私立含め塾説が集中する時期であるが、こういうのはタイミングが重要である。
他校がやらない時期に、などと変な考えを起こさないことだ。
その意味で、この判断は良い。
たしか昨年、中学生向け説明会の際、塾の先生の参加も可としたと思う。
都合で塾説に参加できなかった塾長にはなかなか評判が良かった。
【第1回学校説明会】
「7月13日」とある。
夏休みに入ってからという学校が多いので、これは良いだろう。
どうせなら6月中、7月初旬でも良かった。
【体験部活動】
「8月8・9日」とある。
部活動が売りの一つの学校であるから、これはこれで良い。
試しに授業体験を加えてみるのも良いだろう。
【第2回説明会】
「9月21日」とある。
第1回進路希望調査で一定の倍率を出すには、このタイミングではやや遅いかもしれない。
交通の便は悪くない学校であるから、夏休み中にナイト説明会を開いてみるのもいいだろう。
(一応、昨年は2回ほど駅から徒歩で行ってみた)
【第3回説明会・第4回説明会】
第3回が「11月9日」、第4回が「12月7日」とある。
第3回は昨年と同時期、第4回は昨年より1週間ほど早い。
高校側の行事、中学校側の行事を考え合わせると、実施日は限られるわけだが、夏の説明会を前倒ししたのであるから、思い切って秋の説明会の前倒しを考えてみても良かった。
【第5回説明会】
「1月25日」とある。
県内私立高校入試が22日~24日に集中的に実施されるが、その直後ということになる。
中学校側の指導も早まっているようなので、11日(土)か18日(土)という考え方もある。
内容に受験アドバイス(勉強の仕方)などを加えているのは良い。
以上、応援の意味を込めてのアドバイスである。
2024-03-13 at 22:11
私は直接行っていないのですが、先週、千葉の柏であった私立高校の合同進学相談会は、早くも活況を呈していたと他の塾の先生からお聞きしました。
埼玉も東部地区の私立が4/29に毎年「東部私学の集い」を開催しており、かなり活況を呈しているので、早くから動く人がいるのは間違いないと思います。
そういった中で、この時期に年間計画を示してもらう意味は大きく、塾としても、早く動くタイプの人(受験に対して意欲的な人が多い)に情報を示せるので、とてもありがたく思います。