今シーズン、塾対象説明会を予定している公立高校がいくつかある。
 学校ホームページで確認できているのは次の学校だ。

 春日部東 6月20日(木)
 川口北  5月29日(水)
 久喜   6月13日(木)
 熊谷   6月03日(月)
 越谷北  6月12日(水)
 杉戸   6月17日(月)・20日(木)
 
◆塾説を勧める理由
 このブログを継続的にお読みの方は、私が私立高校に対して「塾説は不要」とどこかで述べたことを覚えておられるだろう。
 いつだったかは忘れたが、確かに言った。
 その一方で公立に対しては塾説を推奨している。

 理由は、塾の先生が持っている公立情報がきわめて少ないからである。
 皆無と言っても言い過ぎではない。
 ホームページからの情報、マスコミ経由の情報、卒塾生からの情報。
 たったこれだけ。
 なにせ開業以来、県内の公立高校には一歩も足を踏み入れたことがない塾長がほとんどなのだのだから仕方ない。

 ホームページからの情報はまあ良しとして、マスコミ経由の情報には時々ステマも混ざっている。
 ※ステマはステルスマーケティングの略で、広告であることを悟られないように行われる宣伝活動である。
 卒塾生からの情報は嘘ではないが「それってあなたの感想ですよね」のレベルである。

 何のことはない、塾長の持っている公立情報は受験生と大差ないのである。
 どこにあるかさえ分かっていない。

 その点、私立高校には何度か訪問しているから、学校周辺の様子も、先生や生徒の様子なども自信を持って答えられる。熱く語れるのである。ゆえに本人その気がなくても、塾生・保護者からすれば「私立推し」なのである。

 行ったことのある人の旅行記と、ない人の旅行記。
 食ったことのある人の食レポと、ない人の食レポ。
 どっちにリアリティがあるか。

 であるから、塾説開催の最大の目的は、とにかく学校に来てもらい、その目で見てもらうことである。
 そして後日、塾生・保護者から質問があったとき、体験を含め、自信を持って、プロ視点から、熱く語ってもらうためである。

◆塾説が無理なら
 お勧め理由が以上であるならば、必ずしも塾説でなくてもいいというのが私の立場だ。

 塾説を開催するとなれば、それなりに準備が必要だ。
 当日もスタッフ(教職員)をある程度動員しなければならないだろう。

 その場合は、受験生・保護者向け説明会の際に、一般枠(塾の先生枠)を設ける。
 幸か不幸か大挙して押し寄せることはない。
 せいぜい数人だろう。
 ふだんと違って、土曜日は昼間から忙しいのだ。

 訪れる塾の先生も、特別な待遇など望んでいないから、受験生・保護者と一緒に説明を聞いてもらい、校内見学してもらえばいい。

 前年度、久喜や浦和商業がこの方式を採用し、実際に訪れた塾長もいる。

◆できるだけ授業見学をセット
 塾説を開催する際は、説明の前か後に、授業見学の機会を設けたほうがいい。
 その分、拘束時間が長くなってしまうのが難点だが、時間が許せば塾長たちもぜひ見たいところだろう。

 基本的に生徒に関心がある人々だ。
 立場はまるで違うが先生と呼ばれる人々だ。
 自らも授業や指導を実践している人々だ。
 授業に関心がないはずはない。

◆ペットボトル一本
 その昔、私がこの世界で仕事を始めたころの塾説は完全な接待だった。
 場所はホテル。交通費、昼食、お土産付き。
 真昼間からパーティ。

 むろん私立の場合だが、今そんなことをしている学校はない。
 資金に余裕がある学校は交通費の代わりに図書券とかお持ち帰り軽食などが出される場合もあるが、基本ビジネスライクな情報交換の場という雰囲気だ。

 であるから、予算はペットボトル一本分で十分。

◆インフルエンサーを呼べるか
 塾説開催の効果を最大にするためにはインフルエンサーを活用できるといい。
 今さら説明の必要もないと思うが、インフルエンサーは情報発信をビジネスにしていて、世間に対して大きな影響力をもつ人を指す。

 私立には「塾及び教育関係者対象説明会」と称して開催している学校もある。
 この場合、教育関係者とは、主に受験関係の新聞や出版社に勤務している人である。
 こういう人は、取材して記事にすることが仕事なので、説明会「出っ放し」ということはないのである。どこかで話題にしてくれる。
 直接受験生を指導しているわけではないが、こういう人が一人でも来てくれると10人分くらいの価値があるだろう。

 個人塾の塾長の中にも、熱心にSNSやYouTubeで受験情報や高校情報を発信している人がいる。
 かれらもまたインフルエンサーの一人と考えていいだろう。

 大手塾の先生の場合、たとえ教室長であったとしても個人レベルでの発信はできないだろう。
 ただ、会社の命令で業務として参加しているのであるから、事後の報告が義務付けられているだろう。ひと教室呼べば数教室呼んだのと同じ効果が期待できるだろう。

 単純に参加人数だけで成否を判断してはいけない。

 他に細かい注意事項もあるが力尽きたので本日ここまで。
 機会があれば続編を書く。