学校規模はある意味ステイタスという話である。
埼玉県内の公立高校の最大サイズは1学年9クラス。
人数にすると1クラス40人だから360人。
(なお今回、伊奈学園と川口市立と市立川越は別格扱いとしているが他意はない。定員が異なるためである)
学校サイズは、以下、320人、280人、240人、200人、160人、120人と縮小して行く。
最大サイズの1学年360人や320人であれば、3学年で900人~1000人となるので、部活なども今までどおり維持できるだろう。募集面で見ても、これだけの人数を集められるということだから、苦境に陥っているというほどの学校はない。ある意味、規模の大きさはステイタスである。ブランドである。
280人や240人の学校は、かつては360人、320人の募集に耐えられたが、徐々に苦しくなり定員を減らしてきた学校である。
何とかここで踏みとどまりたいところだが、この人数さえ苦しい学校が増えてきている。
200人以下は、大半が定員割れ校である。冷たい言い方だが、生き残り策は再編しかなさそうだ。私はこれらの学校も実際に見てきているから、先生方がどれだけ熱心に指導されているかは分かっているつもりだ。生徒たちも自分の目標を見つけてしっかりと学校生活を送っている。
しかし、そのことと学校再編はまた別の話だ。
以下、かなり急いでまとめた資料なので誤りもあるかもしれない。
◆LLサイズ(360人)
【東】
春日部・春日部東・越谷北・越谷南・草加・不動岡
【西】
川越・川越女子・川越南・坂戸
【南】
上尾・浦和・浦和一女・浦和西・大宮・大宮光陵・大宮南・川口北・南稜・与野・蕨
【北】
※春日部東は人文科、大宮・越谷北は理数科、越谷南・坂戸・南稜・蕨は外国語科、大宮光陵は外国語コース及び芸術系3学科、上尾は商業科を含む
◆Lサイズ(320人)
【東】
越ヶ谷・越谷西・草加東
【西】
朝霞・朝霞西・入間向陽・坂戸西・所沢中央・所沢西・豊岡・松山・松山女子・和光国際
【南】
岩槻・浦和北・浦和東・大宮東・川口・市立浦和・浦和南・大宮北
【北】
熊谷西・本庄
※岩槻は国際教養科、熊谷西・松山・大宮北は理数科。和光国際は国際科、大宮東は体育科、市立浦和は内進生を含む。
◆M1サイズ(280人)
【東】
久喜・越谷東・杉戸・草加南・鷲宮
【西】
川越西・飯能
【南】
桶川・川口青陵・川口東・鳩ヶ谷
【北】
熊谷・熊谷女子・深谷第一
※草加南は外国語科、鳩ヶ谷は園芸デザイン科と情報処理科を含む。
◆M2サイズ(240人)
【東】
草加西・三郷北・八潮フロンティア
【西】
志木
【南】
上尾南
【北】
児玉
※八潮フロンティアはビジネス探究科、児玉は農業系2学科と工業系2学科を含む。
◆Sサイズ(200人)
【東】
三郷・松伏・宮代
【西】
小川・川越初雁・狭山清陵・鶴ヶ島清風・新座・新座柳瀬・富士見・ふじみ野
【南】
上尾鷹の台・大宮武蔵野
【北】
深谷・秩父
※秩父は国際教養科、ふじみ野はスポーツサイエンス科、松伏は情報ビジネスコースと音楽科を含む。
◆SSサイズ(160人)
【東】
栗橋北彩・庄和・白岡・蓮田松韻・羽生第一
【西】
越生翔桜・日高
【南】
【北】
鴻巣女子
※日高は情報コース、越生翔桜は美術表現科、鴻巣女子は保育科と家政科学科を含む。
◆XSサイズ(120人)
【東】
【西】
【南】
上尾橘・桶川西・北本
【北】
妻沼

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