学校の電話は、全部録音したほうがいいんじゃないかな。
 コストはかかるが、今の時代、これは必須だろう。
 私立高校などはかなり進んでいるが、公立はまだまだという印象だ。

 時間外については、「はい、〇〇高校です。本日の電話対応時間は終了いたしました。恐れ入りますが、平日の午前8時30分以降に改めておかけ直しください」みたいなメッセージが流れる場合もある。
 だが平日、日中はかけ放題、と言うか、かけられ放題。

 そこで、これからは、「はい、〇〇高校です。この通話は録音させていただきます」など通話録音を告知するアナウンスを流す。
 これにより、間違い電話は防げる。より正確には対応しなくて済む。かけた側が気づくからだ。
 それと、迷惑電話の軽減や過剰なクレームの抑制につながる。
 
 通話を録音すること自体はただちに違法となるわけではないが、たとえば通話内容から個人が特定できる場合、録音データは個人情報ということになる。
 したがって、利用目的を明確にする必要がある。コールセンターなどでは「サービス向上のため」と言っている。これについての学校としての基本方針は、ホームページのどこかに掲載しておくといいだろう。また、保護者には入学時、文書等で伝えておく必要がある。

 私は、学校に対して、主に電話をかけるほうの立場である。
 すぐに電話に出て欲しいし、すぐに目的の相手(先生)につないで欲しい。
 だから、つながった瞬間、「この電話は、・・・・」とやられると、ちょっとムッとする。「早くせいよ」と。わずか数秒なのに。
 だが、こういうのは慣れの問題であって、かける学校かける学校みんなそうだったら、だんだん気にならなくなる。

 まあ、固定電話にかける習慣がなくなりつつある昨今であるが、電話応対による時間の浪費を避けるために、通話録音システムは早急に導入するべきだろう。