本日は私用(法事)で一日が終わった。
頭の中が仕事モードになっていない日は、ブログの筆も進まないが、なにかしら書かなくては。
そこで、ネットで拾った、こんなニュース。
「5年連続定員割れの崖っぷち高校、校長の改革が好調…宿泊研修はBBQ・修学旅行はディズニー」(12月13日 讀賣新聞オンライン)
大阪府立高校の話題である。
見出しでだいたい中身が想像できるが、読んでみたらやはりそのとおり。
一体、このタイミングでこの内容の記事を掲載する意味がどこにあるのだろうか。
埼玉のことならある程度背景を読み取ることは出来そうだが、遠く離れた大阪のことはまったく分からない。
新聞社として、大事な紙面を割いての報道であるから、何らかの意図はあるのだろうが、それが何なのかは分からない。
「修学旅行はディズニー、宿泊研修はBBQ」という見出しを見て、これはきっと民間人校長でも採用したんだろうと想像した。
教育の素人である民間人がたまにこの手のことをやる。
つまり、教育の本質と離れたところで新しい試みを始めて、これを改革と称する。
修学旅行の行き先を変えることが学校改革ならば、こんな楽なことはなく、全国の公立高校の学校改革はとっくに終わっている。
記事の中にも、ただの人気取りだとして賛同しきれない教員や生徒もいた、とある。
まともな考え方だ。
校長もさすがにそこは分かっているはずだが、「学校をつぶさないために何でもやる」のが課せられた任務だ。
だから、このような改革もどきをせざるを得ないところまで追い込まれた同校には同情を禁じ得ない。
学校ホームページに、これまでの改革?が列挙されている。
「文化祭はR6から2日間開催にしました」
「R5からスマホの校内使用をOKにしました」
「食堂のカフェ化推進。おしゃれな机椅子・冷暖房・大型モニターなど」
など、ざっと20項目。
修学旅行や宿泊研修もそのなかのひとつ。
私は、公私問わず、学校の先生を応援する立場だ。
先生方が一生懸命取り組んでいることにいちいち文句はつけない。
なのだが、この記事のような学校は、正直応援する気にならんな。申し訳ないが。
苦し紛れの選択、やむを得ない判断、なのであろうが、子供をお菓子で釣っているようなものだ。
こんな方法でしか生徒を集められない学校を公金(税金)を使って存続させる意味があるのだろうか。
前述したように、この記事がどのような背景で書かれ、掲載されたかがまったく分からない。
学校側の意図が正しく伝わっているかどうかもよく分からない。
ただ一本の記事を読んでの感想なので、私の誤解もあるかもしれない。

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