蕨高校の中学1・2年生対象学校説明会に行ってきた。

【教務広報】学校説明会の御礼 ~ ご来場ありがとうございました ~蕨高校ホームページ

 今日、南部では浦和一女が中学1・2年生対象説明会、大宮が小学生対象説明会を実施していた。
 また、北部では熊谷、東部では春日部東が中学1・2年生対象説明会を実施していた。
 どこに行こうかと迷ったが、今シーズンまだ一度も行っていなかった蕨を選択。

 今日の説明会は2部構成で、第1部は中学3年生対象、第2部は中学1・2年生対象。
 塾関係者の参加もOK。その場合、中学1・2年生対象の方に、ということだったので、そちらに参加した。令和9年度入試の話が聞けるからちょうどいい。

 さて、蕨高校の今年度入試。
 年明けに発表された第2回進路希望調査では1.29倍の低倍率だった。
 蕨高校の過去10年間を振り返ってみると、第2回で一番低かったのが2018年度(平成30年度)の1.40倍、一番高かったのが2016年度(平成28年度)の2.16倍、10年間の平均は1.69倍だ。
 そういう学校の1.29倍であるから、これは衝撃と言っていいほどの数字である。
 一体、蕨希望者はどこへ行ってしまったのか。

 地理的にも偏差値的にも近い川口北は現状定員割れ。
 勢いのあった川口市立(普通科)も、2.17倍と高倍率ではあるが前年同期の2.43倍を下回っている。
 さいたま市内生からの入学者が半数以上を占める蕨にとって浦和西も競合校と言えるが、こちらも1.71倍の高倍率ながら前年同期の1.79倍を下回り、ここ10年間では2番目に低い倍率。
 といった状況であるから、他の公立に流れたわけではなさそうだ。
 だとすれば、県内私立あるいは都内私立に流れたとしか考えられない。
 これはやはり授業料無償化の影響なのか。

 仮に授業料無償化の影響だとしたら、来年度の方が、もっとはっきり現象が現れる。
 今年度は、途中まで「本当に私立授業料の無償化は実現するのか」と、受験生・保護者はもちろんのこと、高校側も半信半疑だった。
 だが、次年度はスタートラインから事実として私立授業料無償化なのである。
 だから、無償化の影響はさらに明確に現れるというのが私の見立てだ。

 県公立には、県内外私立と競合している学校と、していない学校がある。
 蕨と私立との関係は、数学では反比例、統計学では逆相関、マーケティングではトレードオフの関係にある。

 同じ地域にある、同じレベルの学校は、互いをライバル視しがちである。
 そして実際、競争関係にある場合が多い。
 しかし、少子化が極度に進行した今、この考えに凝り固まっていると大きな失敗をするかもしれない。
 私自身は、これからは地域間競争、あるいはエリア間、沿線間競争を意識すべきだと言い続けている。
 同じ地域、同じレベルの学校は、勝つときは一緒に勝ち、負けるときは一緒に負ける可能性が高いのだ。

 さあ、どうする蕨。
 かつては2倍超えの超高倍率を叩き出していた学校だ。
 このままジリ貧ということはあるまい。

 最後に。
 今日行けなかった学校のホームページ掲載記事を紹介しておく。

●浦和一女
中学1・2年生対象学校説明会、ご参加ありがとうございました

●熊谷
学校説明会(御礼)