「彩の国進学フェア」(20・21日 さいたまスーパーアリーナ)の資材・資料等の搬入日。
 
 このイベントは受験生としての出発式だ。
 すでにスタートを切っている受験生は多いと思うが、そうでない受験生には、夏休みに入るこのタイミングで、このイベントをきっかけとして受験生らしい生活に切り替えてもらいたい。そんな思いで始めたものだ。

 今日午後はずっと各校の搬入とブース設営の様子を見ていた。
 時々ルール違反をする学校がある。通路にはみ出したり、隣のブースを侵犯したり、少しでも目立とうと看板を異常に高くしたり(倒れたら危ないからやめてね)。

 そこで、主催者側の責任者が行って注意する。ほとんどの場合、「失礼しました、ゴメンナサイ」となるわけだが、中には妙に食い下がってくる学校がある。
 そんな時は、香具師(やし)の親分である私が出張って、「オラオラ、つべこべ言ってるとつまみ出すぞ」と脅すことになっているが、最近の先生はみなジェントルマンなので、私の出番がない。
 ただ、ぼーっと準備の様子を眺めていた。

 明日、明後日は、各ブースを回って写真を撮る。後々、新聞に掲載するためだ。
 それ以外の時間は、運営本部(入口から見て、一番奥の右側)に座って、ただ人の流れをぼーっと眺める。
 私は運営に直接関わっているわけではないが、このイベントの創業者みたいなものだから、座る場所くらいは用意してやろうという主催者の温情だ。敬老精神に感謝。

 時々、塾や学校の先生が、この辺にいるんじゃないかと訪ねてくるので、雑談する。
 迷子も来るが、これは若いスタッフに任せる。

 「帰国生を受け入れている学校はどこですか?」とか、「不登校なんですが、どこの学校の話を聞けばいいですか」など、質問に来る親子もいる。さすがに素人スタッフでは対応しきれないので、ここはちょこっと力を貸す。

 終日暇こいている私なので、時間に余裕がある人は、訪ねてきてください。

読売中高生新聞