緊急事態宣言に関する埼玉県知事及び教育長の発言をチェックしておこう。
動画も見られるが、テキストでも読める。
知事会見(動画)約30分
上記動画のうち、教育長発言の部分。↓
教育長の発言(動画)16:55~18:45あたり。
埼玉県における緊急事態措置等に関する知事発言内容等(1月7日)(テキスト版)
会見使用パネル 教育関係は15枚中13~15枚目
テキスト版のうち、教育長発言部分は次のとおり。
「知事の要請を踏まえました、教育関係の対応についてご説明をさせていただきます。県立学校における学校運営の基本方針でございます。感染防止対策を徹底しながら教育活動を継続することといたします。
まず、学校における対応と致しまして、①感染予防の更なる徹底でございます。これまでも努めてまりましたけれども3つ目にございます、授業等における合唱、調理実習等の中止、5つ目にございます食事中の会話の禁止など改めて感染予防を徹底してまいります。
次に、②でございます。登下校時の3密の回避でございます。電車バス等による登下校時の過密状態を極力避けるため、原則として始業時刻の繰り下げや短縮授業を実施してまいります。
③の部活動でございます。部活動は原則中止と致します。なお、公立の中学校の部活動につきましては感染リスクの高い活動の制限及び感染防止策の徹底について、市町村教育委員会に要請をしてまいります。
④修学旅行等の学校行事につきましては生徒の心情等を踏まえ、保護者の十分な理解を得て中止または延期を含め実施の可否を判断することといたします。
最後でございます。家庭における対応といたしまして、改めてご家庭にも規則正しい生活習慣の徹底など感染防止対策についてのお願いをさせていただきます。なお、①、④、⑤につきましては市町村立小中学校等における対応を各市町村教育委員会に改めて要請をしてまいります。教育関係については以上でございます。」(太字は筆者による)
改めてポイントを整理すると。
1 教育活動を継続する
2 授業等での合唱、調理実習等の中止
3 食事中の会話禁止
4 登下校の三密回避
(始業時刻の繰り下げ・短縮授業)
5 部活動の原則中止
6 修学旅行等学校行事の中止または延期
教育長発言冒頭にあるように、これは「県立学校における学校運営の基本方針」であるから、県立高校はこの方針の下、学校が運営される。
公立中学校については、県教委からの要請を受けて各市町村教育委員会が方針を決定する。
私立学校については、県からの要請を受けて各学校が方針を決定する。
が、手続き上の問題であって、内容的には公私立すべての小中学校の基本方針ということになるだろう。
◆塾の対応
塾はどうすればいいか。
栄光ゼミナールさんの告知を参考のため載せておこう。
緊急事態宣言発出に対しての対応 栄光ゼミナール(1月7日)
要約すると、
①塾は緊急事態宣言の対象業種に含まれていないこと、
②学校への休校要請が行われていないこと、
③入試は予定通り実施されること、
④受験生にとっては準備の最終段階のタイミングであること、
以上の理由から、感染拡大防止対策を徹底の上、すべての教育サービス事業について原則として通常通り運営する、という内容だ。
まあ、おっしゃる通り。
これまでも十分感染対策をしてきたし、新たにやることはない。
要は普段通りでいいわけだが、こういう場面で(緊急事態宣言が出された場面で)、社としての方針を内外に明らかにしておくことは必要だ。
◆個々の学校の対応
公立高校は今朝(8日)の段階で、県立浦和高校、浦和第一女子高校、川越女子高校などが緊急事態宣言に伴う対応をホームページ掲載している。(仕事がはやい)
明後日(10日)迫った県内私立中学校入試関係では、受験者数最大の栄東中学校が、「【中学入試】緊急事態宣言発令による入試対応について 栄東中学校」というお知らせをホームページ掲載しているのを始め、入試が予定通り行われることを伝えている学校は多い。
受験生・保護者は、入試は予定通りと分かっていても不安が消えないものだ。問い合わせがある前にこうした告知をしておくことが重要だ。
受験生・保護者あるいは在校生・保護者が知りたいのは、国や県の対応よりも、それを踏まえた個々の学校の方針であり対応なのだ。
内容的にはほとんど同じであっても当事者の口から直接言って欲しいのである。
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