12時間労働を長いと感じるのはやはり年のせいだろう。30代で教員をやっている頃は朝7時から夜7時まで学校にいるのは日常的なことで、それが特に長いとも思わなかったし、疲れるということもなかった。

 今日は朝9時に局入りして、何だかんだで9時終了。予定では午後7時ごろにはあがれるはずだったが、そんなに上手くはいかない。
 主役は塾の先生で、こちらはコメンテーター。と言うともっともらしいが、期待されているのは時間調整だ。女性アナウンサー(荒木優里さん)から、「15秒残しで」とか「20秒残しで」と指定されたら、モニターのカウントを見ながらそこまでの時間、それらしいことを言って場をつなぐ。1秒2秒の細かい誤差はプロである女子アナが完ぺきに調整してくれるから、まあ気楽と言えば気楽な立場だ。

 塾(埼英スクールさん)の先生は、やはりテレビということを意識して普段と異なる授業をする。これはまあ仕方ないというか当然のことだろう。ただ、それがためにかえってまだるっこしい説明になっている場合もある。
 おそらく、普段なら「ここは理屈抜きに覚えちゃいなさい」とか言うことだってあるはずだが、テレビとなると一応理屈も言ってやらなければいけない。その分、やや説明がくどくなる。

 私は、以前からこの番組に関して大幅リニューアルを提案しているが、なかなか企画が通らない。一つは、当初からの構想である「分析に基づく問題予想」。そうだな、イメージとしては「予想バトル」かな。
 できたら生番組で視聴者参加型にしたい。ロケもやりたい。芸人をからませてもいい。入試バラエティでいいんじゃないかとさえ思っている。
 今の時代、白板を使っての問題解説なら個人がYouTubeで簡単に出来てしまう。現に昨年まで出演していたスクール21さんは今年は出演せず、YouTubeでの配信に切り替えている。

 カメラを4台も使い、音声や照明も本格的な機材を使い、さらにはプロのアナウンサーを起用してやっているのだから、YouTubeでは絶対に実現できない手法を取り入れるべきだろう。
 来年に向けて戦略を練り直すとするか

 放送はテレビ埼玉(3チャンネル)で11月22日から土日を除く午後8時から。計6日間。
 
 荒木優里さん(左端)は普段はニュースも担当するテレ玉のエースです。