今日は番宣させてもらいます。ちなみに番宣とは番組宣伝の略で、いわゆる業界用語。
 どの業界にもそこに属する人しか使わない業界言葉というものがあるのだが、それを素人が使うと、ちょっと通らしく見えるんじゃないかという勘違いから、無理矢理会話の中にぶっこんで来るやつがいる。みっともないから止めろ。

 私は学校の先生をやめて、広告制作会社に入った関係で広告、出版、印刷、テレビ、新聞などいろんな業界と接点を持ったわけだが、一番苦戦したのは出版業界だった。仲間内でしか通じない符牒が多いのは、歴史の長さによるのかもしれない。

 おっといけない。話題がそれてしまった。時を戻そう(byぺこぱ)
 2月28日(金)埼玉県公立入試・学力検査の当日、テレビ埼玉で「解答速報」という番組が放送される。収録ではなく生放送だ(午後6時15分から)。今回私は出演せず裏方なのだが、解説を担当するスクール21さんに二つのお願いをしている。

 一つ目。
 部分点が与えられる問題を取り上げて、どの程度の答案で、どの程度の得点が取れそうかを中心に話してほしい、ということ。まあ、今までも基本はそうなのであるが、さらに徹底して欲しいということだ。記号の採点ならテレビで解説してもらわなくたって自分でできる。

 二つ目。
 2年生を意識した解説をしてほしい。
 主たる視聴者は公立を受けた3年生になるが、2年生にも、できれば1年生にも見てもらえる番組にして行きたいので、1年2年までの知識で解ける問題も多いということを示してほしいということだ。

 受験の勝負は、3年になった時点でほぼ決まっている。
 さあこれからだ、と言うが、その時点ですでに差がついており、その差は1年では縮まらない。もちろん不可能とは言わない。数々の逆転ドラマも生まれるだろう。しかし、先行逃げ切り型が圧倒的に有利なのは間違いない。

 もう少し早くから受験に目を向けさせたい。
 狭義の受験勉強、あるいは本格的な受験勉強は部活引退後でいいだろう。その意味では受験は短期決戦と言える。だが、全力疾走はそれ以前に準備運動や基本練習をたっぷりやっておいてこそ出来るものだ。

 ああ、これで受験はとりあえず終わった。
 3年生がそう考える2月28日。この日を2年生が、さあこれから受験が始まるぞと考える日にしたい。番組を通してそういう雰囲気を作っていきたい。そう思っている。

 こういう私の考えを、受験競争を煽るものだと考える方は、どうぞ今まで通りごゆっくり。
 でも、そうだな、やっぱり意識づけは早いに越したことはないよなと思われる方は、番組を見るようにお勧めいただきたい。
 以上。番宣でした。