最多、最多、コロナが最多。
 新聞やニュースの見出しは「最多」のオンパレード。
 まあ仕方ない。「最大」「最小」「最新」「最古」じゃないとニュースにならない。二番じゃダメなんです。

 ついでに言うと、「初」もマスコミのお気に入り。いや、読者のお気に入りだからマスコミが使うと言ったほうが正しいかな。
 わが校、わが塾を取り上げてもらいたいと思ったら、「初」とか「唯一(オンリーワン」をアピールすることだ。
 世界初、日本初は無理でも、埼玉県初、もっと狭めて埼玉県私立初。埼玉県塾業界初でもいい。
 エリアやカテゴリーを絞って、「最」や「初」を名乗れば、マスコミは興味を示すだろう。

 話はコロナに戻るが、マスコミは相変わらず感染者拡大で恐怖を煽っているが、集団免疫が達成できれば感染は終息に向かうし、次に罹っても軽くて済むようになる。
 「今日も最多更新」で慄く人もいるだろうが、「みんなでうつれば恐くない」。
 と、69歳(≒70代)の私は楽観している。

 政府がこれだけ感染者数が増えても、非常事態宣言を出さないのは、一日当たりの感染者数が日々更新されても、重症者や死亡数が増えないからだ。
 そう言えば、「感染拡大のスピードを抑制し、可能な限り重症者の発生と死亡数を減らす」のが当初からの基本戦略だった。
 
 学校で感染者が出る。休校する。また感染者が出る。また休校する。
 これをいつまで続けるかだ。
 感染拡大が始まって、もう半年以上経つが日本においてはいまだ10代以下の死者はゼロだ。20代も糖尿病持ちの相撲取り一人。
 小中高生にとって恐れる病でないのは、はっきりしている。
 今ならむしろ熱中症の心配をするべきだ。

 どうせなら、みんなでうつって早く集団免疫を獲得してしまう。
 その方が終息への近道かもしれない。