本日は、たぶん受験生及び塾の先生方にはあまり関係なく、私立高校の先生方に向けてのお話。
埼玉県公立入試、不合格者輩出数調べ。
パッと見、倍率だけでは分からない不合格者数。
残念ながら不合格となった受験生は、欠員募集に応ずるか、併願で合格を確保してある私立に手続きをすることになるだろう。
数としては私立に手続きする人の方が多い。
そこで、私立高校側から見た場合の「併願の戻り」がどの程度あるかを調べてみようと思う。
とりあえず、今回の調査は普通科中心である。
専門学科、総合学科は定員割れの学科が多く、不合格者はあまり出ない。
倍率が出ている学科があっても、第二志望によりその学校の別の学科が吸収する形になることも多く、不合格者が出ない。
以下、予想される不合格者数が多い順である。
なお、数字は「実受験者-入学許可予定者数」である。
予定より多くの合格者が出る場合もあるが、一応この数字で見て行こう。
なお、専門学科のうち、倍率が高く不合格者が多く出る外国語科と理数科の数字だけは加えた。
◆予想される不合格者数200人以上
川口市立 283人(普201、スポ科学40、理42)
川越南 238人
市立浦和 212人
大宮 203人(普152、理51)
◆予想される不合格者数150人以上
所沢北 166人(普137、理29)
伊奈学園 156人
市立川越 154人(普89、国経42、情報23)
志願者多く、倍率の高い市立川越は、国際経済、情報処理を加えた。
◆予想される不合格者数100人以上
越谷北 143人(普114、理29)
大宮北 141人(普88、理53)
浦和西 136人
浦和一女 130人
川越 126人
蕨 126人(普114、外12)
南稜 119人(普109、外10)
不動岡 117人(普101、外16)
越ヶ谷 112人
越谷南 105人(普85、外20)
川越女子 101人
◆予想される不合格者数50人以上
春日部 96人
浦和 94人
本庄 86人
所沢 80人
朝霞西 71人
春日部女子 65人(普46、外19)
浦和南 64人
朝霞 63人
上尾 62人(普49、商13)
所沢中央 60人
与野 56人
志木 52人
上尾は商業科も倍率が出ているので、これを加えた。
◆予想される不合格者数30人以上
川口 44人
春日部東 43人
坂戸西 42人
豊岡 42人
熊谷女子 40人
草加東 40人
越谷東 36人
深谷第一 36人
和光国際 35人(普32、外3)
鳩ヶ谷 33人
春日部東は人文科が定員割れ(-18人)している。
以下は省略するが、熊谷西29人、川口北16人、熊谷6人などとなっている。
松山は普通科は定員割れ(-28人)だが、理数科は29人の不合格者が出る。
もし、この記事を受験生や保護者の皆さんがお読みになっていたら申し訳ない。
このタイミングで不合格の話するか!
だと思うが、生徒募集マーケティングに関わるデータを提供するのも仕事の一部なので。
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