春日部共栄中学高校の塾関係者対象入試説明会に行ってきた。
 あれ、塾説卒業したんじゃないの?
 そう。2週間ほど前だったかな。こんな話を書いた。
 塾説は卒業する、ってね。
 「体力的にきつくなってきたので塾説引退宣言をしておく」
 なのだが、卒業生・OBが学校を訪ねることだってあるじゃないか。

 私はこの学校に対し、塾説は学校でやったほうがいいのではないかと数年前から言ってきた。
 東部地区の昌平、花咲徳栄、開智未来、叡明、独協埼玉、それに開智。
 みな基本的には学校を会場として行っている。
 唯一春日部共栄だけが外部会場(ここ数年は「ふれあいキューブ」)で行っていた。
 (昌平と開智未来は学校会場と外部会場の併用)

 学校が駅から遠い(徒歩だと30分はかかる)。
 説明会時には必ずスクールバスを運行するわけだが、参加する先生方の便を考えれば駅前会場がいい。
 しかし、そういう話なら、春日部共栄以上に条件の悪い学校もある。

 学校でやれば、授業見学もできるし、施設見学もできる。
 休み時間に当たれば生徒の普段の姿も見られる。
 そういう意味で、より多くの情報を提供することができる。
 情報というのは何も文字や数字やグラフだけではない。
 だから、学校でやったほうがいい。
 というのが私個人の考えだ。

 もちろん、そうじゃない考え方の人がいるのも知っている。
 学校の雰囲気などは、受験生・保護者が自ら行って感じてくればいい。
 塾の先生として必要なのは、入試に直接関わる情報だ。
 だとすれば、確かに駅前の便利な場所で開いてくれたほうが有難い。

 さあ、どうする。

 実は昨年、学校会場に切り替えるという話だったが、結局コロナの影響もあり外部会場方式を継続した。
 ということで今年、久しぶりに学校会場が復活したわけだが、はたして評判はどうだったか。

 最終的には学校の判断だが、学校会場方式を強く勧めてきた者として、知らんぷりはできない。
 これが卒業すると言いながら参加した理由だ。