埼玉県公立高校入試の出願が14日、15日の2日間行われる。
 これまで志願者本人が受験する高校に出向いて書類を提出する方法だったが、コロナの影響もあり、昨年から郵送による出願も行われるようになった。
 そして今年は、原則郵送となっている。
 郵送は2月10日必着であるから、すでに各学校に届いているはずだ。

 14日、15日の受検者本人による窓口出願は、何らかの事情で郵送のタイミングに間に合わなかった人向けということになる。
 各高校は、「彩の国さいたま公立高校ナビゲーション」というWEBシステムを使って、2月14日、その時点における志願者数及び倍率を発表する。
 受験生の皆さんは、ここで発表される志願者数及び倍率を最終的な倍率と考えて差し支えない。
 出願期間は、あと1日残っているが、窓口出願する受験生はそれほど多くない上に、2日目(15日)は正午までで締め切りだ。
 ほとんどの受験生は、10日締め切りの郵送か、1日目(14日)の窓口出願を選ぶだろう。

 昨年度は、出願1日目の総志願者は3万9432人となっていた。
 出願2日目は、やや増えて3万475人となっていた。
 その差43人。

 4万人近い志願者のうち僅か43人。
 割合で言えばざっと0.1%というところだ。
 つまり、志願者の99.9%は郵送も含め、1日目までに出願手続きを終えていたということになる。
 2日目に窓口出願した43人の内訳は、普通科が35人、専門学科が8人。
 もっとも多かったのは大宮の6人(494人→500人)で倍率は僅かに変化した(1.55倍→1.57倍)。
 それ以外では川越、深谷第一、大宮武蔵野の各3人が目立つ程度で、1日目と2日目で志願者数が変わらない学校がほとんどだ。

 したがって、今回の場合も、1日目終了時点の2月14日の志願者数及び倍率を最終的な数字とみなして差し支えない。
 倍率次第で志願先変更を考えている人は、2日目の発表(県発表は15日18時予定)を待つことなく、直ちに検討に入ったほうがいいだろう。
 志願先変更期間は17日、18日の2日間と短いので、考える時間は少しでも多い方がいい。

 なお、志願先変更についても1日目に手続きを終える受験生が圧倒的に多い。