朝から雷で驚かされた。
 だが、雷は夏のもの、と決めてかかるのは間違いで、俳句の冬の季語に「寒雷」なんてものもある。

 さて本日は、たった2回しかない県立浦和の学校説明会に行ってきた。
 なお、浦高側では「教育活動説明会」と称している。

 「学校説明会」と「教育活動説明会」とでは、どこがどう違うのだという話だが、内容を見る限り、どちらも一緒。
 1回目は夏休み中に外部会場(埼玉会館)で行われたが、都合がつかなかった。
 2回目の今回は学校会場。
 午前中は土曜授業公開も行われていたが、それはパスして説明会のみの見学。
 受験生・保護者は事前登録制ということなので、私も事前に見学希望を伝えておいた。

 参加者は母子の組み合わせが主だが、父子も多い。
 また、一人でやって来る子もいる。このあたりが男子校っぽいというか浦高らしいところだ。

◆まずは校長挨拶
 「浦高は『世界のどこかを支える人間(リーダー)』を育てる学校である」
 (まあ、私のような失敗作もある)

 「各界で活躍する卒業生とそのネットワークが伝統校の強みである」
 (それは長い人生において幾度となく感じた)

 「心身を鍛え、人としての総合力のある人間を育てる学校である」
 (心身の身だけは鍛えられたと思う)

 「生徒を本気にさせるさまざまな仕掛けがある」
 (仕掛けとは気付かなかったがそう言えば本気にはなった)

 「時に無理難題を押し付ける」
 (時にではなく、常にだろう)

◆教頭から入試説明
 「学力検査に重きを置いた選考である」
 「調査書が少しくらい悪くても学力検査で逆転できる」
 「学力検査で得点できるよう、それだけを考えればいい」

 調査書だけが良い生徒が合格すると、入学してから苦労するだろう。
 県が定めた選抜方法の範囲内で、学力検査点が高い生徒ほど合格しやすい設計になっているのは間違いないだろう。

◆進路主任による学校説明
 教育活動、進路指導、行事と部活などについてパワポを用いた説明。
 45分。

 「古河マラソン、臨海学校(遠泳)はみんなで助け合って達成する」
 「運動が苦手でも心配ない。馬鹿されたり笑われたりすることはない」
 「教員も体を張って指導にあたる」

◆グリー部演奏
 校歌と他一曲を披露。
 曲の合間の生徒のMCは先生顔負けの上手さ。
 そういう力も付く学校なのか。

 この後、パネルディスカッションという名の生徒インタビューがあったが、次の予定があったので、ここで中途退場した。

 勉強は得意だが運動が苦手という理由で躊躇する生徒が結構いるらしく、「そこは心配ない」と何度も言っていたのが印象的だった。