まずはご報告。
先週(3月21日)、「進路ページ充実の所沢商業へ勝手にアドバイス」という記事を書いた。
その中で「中学生のみなさんへ」のメニューはメインメニュー(グローバルメニュー)に置いた方がいいと述べた。
本日、所沢商業高校ホームページを閲覧したところ、メインメニューに「中学生のみなさんへ」が設置されていた。
即実行していただき大変嬉しい。
次は、一日も早く新年度情報に更新してもらおう。
◆X(旧Twitter)の使い方
このところ、いくつかの学校が新年度の学校説明会情報や塾説明会情報などを発信している。
それを知るのは、私の場合、主にSNSによってである。
Instagramがもっとも多く、次にX(旧Twitter)だ。
HP(ホームページ)でも分かるはずだが、いちいちそのサイトにアクセスしなければならず、どうしても後回しになる。
情報の拡散をお手伝いしようと思ったとき、もっともやりやすいのはX(旧Twitter)だ。
方法は一つではないが、基本リプライボタンをワンクリックするだけ。
Instagramにはこの機能がない。
InstagramとX(旧Twitter)の両方を運用している学校はいいが、Instagramだけの学校だと、情報拡散のお手伝いが難しい。
個人的に追跡した結果ではあるが、フォロワー数の伸びは圧倒的にInstagramなのだが、X(旧Twitter)ならではの機能を見直してみることも必要だ。
◆第2ステージの目標は使い分け
SNSの運用を強く勧めてきた。
当初、コンテンツ(素材)は共通でいいと言ってきた。
これには二つの理由があった。
第一の理由は、私自身、それぞれのメディア特性についての深い知識がなかったからだ。
違いがあることは最初から分かっていたが、具体的にどう違うのか説明できなかった。
だから、とりあえず「やってみよう」と言ってきた。
やってみれば、そのうち分かる。
第二の理由は、先生方の負担(心理面も含めて)を軽くするためだ。
あれもこれも、加えてメディア特性も考慮してでは、やる前からめげてしまう。
だから、一つ動画を撮ったら、それをHP、Instagram、X(旧Twitter)、YouTubeと使い回せばいいではないか。
そう言ってきた。
ここまではfirststage。
先行してSNS発信を始めた学校は、蓄積したノウハウ、経験を活かしsecondstageに移ろう。
◆読者・視聴者は何を求めているか
このブログを通しての経験である。
記事を大ざっぱに分類すると、次の三つとなる。
1 information
2 opinion
3 diary
なお、この分け方は私のオリジナルではない。
ネット上のどこかで見かけたのだが、それが思い出せない。
いつか思い出したら出典を書かなければいけないと思っている。
3つの中で検索からの流入が圧倒的に多いのは、「information」だ。
桁違いと言っていい。
県などの公式発表や分析データを基にした記事は万単位のPV(ページビュー)となることがある。
それに対し、「opinion」(この記事がそう)は、一気に下がって千単位となる。
だが、まだ検索からの流入もある。
「diary」は百単位。
検索からの流入はほとんどなく、私のことを直接間接に知っている人しか読まない。
それはそうだろう。
有名タレントや有名選手でもない私の日常など誰も興味を示さない。
知り合いだって仕方なしに、せいぜい暇つぶしに読んでいる
オマエがどこへ行こうが、何を食おうが、そんなの知ったことか。
以上は個人的体験に基づいているが、SNS発信においても似たような傾向が出るのではないかと考えている。
◆告知用媒体としてのX(旧Twitter)
各種調査によればx(旧Twitter)を見ている中学生は少ない。
だから、ここで楽しい学校生活を伝える動画を流しても効果はあまり期待できない。
一方、学校や塾の先生、または保護者など大人はX(旧Twitter)を見ている可能性が高い。
そこで、X(旧Twitter)は、主として大人向けメディアと位置付けてみる。
Instagramはハッシュタグをつけるなどしても基本フォロワーにしか伝わらない。
x(旧Twitter)は、その拡散機能により、ふだんフォローしてくれていない人にも伝わる可能性がある。
そう考えると、説明会等の告知や、学校としての情報開示(入試結果等)に威力を発揮しそうだ。
そこで、
主にx(旧Twitter)で流すコンテンツ。
主にInstagramで流すコンテンツ。
両方で流すコンテンツ。
と、分けてみる。
(HPやYouTubeとの関連は今日のところは省く)
両方で流すコンテンツに関しては、タイトルやコメントを一工夫してみる。
X(旧Twitter)の場合、文字数の制約もあったりするので必然的に表現を変えなくてはならない場合もあるが、とにかく相手が大人か子供か、知り合いか知り合いではないか、ファンか赤の他人かを意識してみる。
今日の杉戸高校SNSでは興味ある発信が見られた。
4月に外部講師を招き講演会を開催するという内容だ。
どちらも同じコンテンツで、字数を少し変えている。
私はこれを見て、さっそく取材を申し込んだ。
埼玉の田舎の無名の杉戸高校(失礼)が、いかにして世界のトヨタの役員を招くことに成功したのか。
子供はそんなことは考えないが、大人だったらそこに興味を示す人間もいるだろう。
実は私、今年もこの学校の教員研修会に呼ばれているが、それとは比べものにならない。
と言うか、そもそも比べてはいけない。
皆さんもお時間があったら「大塚友美」さんを検索してみてほしい。
はてしなく情報が流れてくる超大物だ。
こういう人に、見ず知らずが電話やメールでコンタクトを取るなどほぼ不可能と言っていい。
一体どういうルートを使ったんだ。
というようなことを考えたとき、子供向けには「世界的企業の偉い人が来る」でいいとして、大人向けには杉戸高校の発想力、情報収集力、交渉力、ネットワークなどをさりげなく誇る内容であっていいと思うのである。
SNS発信で一歩リードしている学校の皆さん。
secondstageに向けて走り出そうではないか。
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