少し早いが夏休みに関する話題である。
 夏休みは説明会、体験入学、部活体験など生徒募集イベントが目白押しである。
 特に部活関連(体験・見学)が多い。

 各校ホームページで調べたところ、夏休み期間中に生徒募集関連のイベントが何も予定されていないのは公私合わせて9校である。
 公立では浦和北、桶川、川越南、南稜、日高、越谷総合技術の6校。
 私立では青学大系属浦和ルーテル学院、慶応志木、東野の3校。

 なお、ついでだが、学校ホームページ上の説明会情報が更新されておらず、「今年度の予定はすべて終了しました」など前年度データがそのまま残っている学校がある。
 公立普通科では川越西・鴻巣・秩父・所沢中央・日高・富士見・ふじみ野・宮代、公立専門学科では深谷商業・誠和福祉、私立では浦和実業・慶応志木が未更新である。

 次の表は、7月20日から8月31日までの期間、何かしらの募集関連イベントを開催する学校数を日付ごとに集計したものである。

 開催校数がもっとも多いのは7月27日(土)の47校、次いで8月24日(土)の44校、さらに8月3日(土)の24校、7月26日(金)と同28日(日)の20校となっている。

 7月26日(金)・27日(土)・28日(日)の3日間は、この夏のピークで、のべ87校が何らかの募集イベントを開催する。
 その後7月29日(月)から8月4日(日)までの1週間も、のべ93校と盛況だ。

 8月2週からお盆休みにかけては一気に減り、8月20日(火)から同25日(日)までの期間では24日(土)の44校をピークに6日間でのべ110校が何らかのイベントを実施する。

◆年間スケジュールを早めに公開してほしい
 年間スケジュールの早期公開を各校に呼び掛けている。
 1か月前くらいに公開すれば済むだろうと軽く考えている学校もあるようだが、中学生の側も学校行事があったり、模試や定期考査があったり、夏は塾の夏季講習があったりで、決して暇ではないわけで、参加できる日は限られている。もちろん親にだって予定はある。

 そんな中、回数に限りのある公立説明会を効率良く回るには、相当早くからスケジュールを立てておかなければならない。
 私立の方は、比較的回数が多いので何とかなりそうだが、2回か3回しかない公立説明会に参加しようとしたら数か月先まで考えておかないと参加しそびれてしまう。

 しかも昔のように急に直前に思い立って、というのはほぼ不可能で、1か月前には予約しなければならない。
 
 いまだに年間予定を公開しないような学校は、こうした受験生・保護者側への配慮というものがない学校であり、入学後が思いやられる。それとも、生徒募集などどうでもいいと考えているのか。
 このご時世、回数を増やせなどと無謀な要求はしない。ただ、スケジュールを早く公開してほしいというだけだ。明日にもできることだろう。