関東甲信地方梅雨明け。
いったん梅雨明けかと思わせておいて結局昨年と同じ。平年よりは1日早い。
多くの高校で終業式が行われた。
恒例の「校長講話のまとめ」は明日やろうと思う。
今日は先行して少しだけ。
時節柄、選挙に行こうという話をしている校長がいるのではないかとざっと目を通したら、やはりあった。
県教委の方から機会をとらえてそういった話をするようにとの指示があったのかもしれないが、そんなものあろうがなかろうが、一言ぐらい話していいテーマだ。
全校チェックしたわけではないが、このような事例があった。
「この週末には、参議院議員選挙が行われます。18歳になる皆さんには、投票所入場券が届いたことと思います。選挙に行く、投票するということも、社会に目を向けることの象徴的な行動と言えます」(大宮 松中直司校長)
「選挙権を獲得した3年生の皆さん。明後日の7月20日は参議院議員選挙です。明日まで期日前投票をすることもできます。是非とも一票を投じて「日本を洗濯」しましょう」(県立川口 上原一孝校長)
「週末の選挙の行方が気になります。選挙権を持つ生徒の皆さんは、自分の未来を左右する大切な選挙ですから、多様な視点で各主張を考察し、貴重な権利を有効に行使してもらいたいと思います。その行く末は、明るい未来だと信じています」(川越女子 西野 博校長)
「20日は参議院選挙の投票日です。3年生の皆さんの中で18歳になった人は、家に投票券が届いていると思います。ぜひ皆さん、投票にでかけてください。世の中よくならないとか、文句を言っているだけでは変わりません。まずは行動することが大切です」(和光国際 堀 尚人校長)
◆選挙イヤーには選挙に関する問題が出るか
選挙があった年の公立社会科の入試問題に選挙に関わる問題が出る。
と、言われる方がおられるが、これは都市伝説のようなものであろう。
そのような事実は確認できていない。
だいいち、選挙イヤーの度に出していたら、ほぼ毎年出すことになってしまう。
2019年7月 参議院選挙
2020年 なし
2021年10月 衆議院選挙
2022年7月 参議院選挙
2023年 なし
2024年10月 衆議院選挙
2025年7月 参議院選挙
以上のように、今回含め直近7年で5回の国政選挙が行われている。
3年ごとにやって来る参議院通常選挙の合間に衆議院総選挙が加わるのでこのようになる。
直近7年で選挙に関する出題は3回あった。
1回は選挙のなかった2023年の翌2月に行われた令和6年度(2024年度)入試。
1回は参議院選挙のあった2019年の翌2月に行われた令和2年度(2020年度)入試。
あと1回は衆議院選挙のあった2021年の翌2月に行われた令和4年度(2022年度)入試。ただ、選挙があったのは10月31日であるから、それから問題作成したとは考えられない。たまたまの結果だ。
こうしたデータを見れば、選挙イヤーと選挙に関する出題はほぼ無関係であることである。
選挙があろうがなかろうが民主主義の根幹をなす選挙であるから定期的に出題されるのである。

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