7月26日(土)・27日(日)の両日、「埼玉私学フェア2025熊谷展」が開催される。

詳細は一般社団法人埼玉県私学協会のホームページへ。
「埼玉私学フェア2025を以下のとおり開催いたします」
フェアの公式Instagramもある。
埼玉私学フェア 公式Instagram
◆スタートは昭和、県内最古のフェア
進学フェアと言えば先ごろ終了した「彩の国進学フェア」がよく知られている。
第1回の開催は2001年(平成13年)だった。
だが埼玉にはそれよりもっと古いフェアがある。
それが「埼玉私学フェア」だ。
同協会の「創立五十周年記念誌」には、このような記載がある。
「昭和62年11月20日 毎日新聞主催 私立学校展開催(私学フェア) 以後毎年実施」
私学フェアは彩の国進学フェアのモデルとなった進学イベントである。
私学は昭和の時代からこのようなイベントを開催していた。
だが公立が参加するようなイベントはなかった。
ならば公立が参加できるイベントを作ろう。
そして。
県内の大半の受験生は公立も私立も受けるのだから、どうせなら合同でやろう。
そのほうが集客という点でもメリットがある。
彩の国進学フェアはこうして始まった。
公私合同フェアが始まっても私学フェアは残るだろう。
私学フェアは日時と場所を変え複数開催する。規模から考えても受験生に対してより丁寧な対応が可能だ。だから両者は共存できる。
そのように考えた。
その判断に間違いがなかったのは、彩の国進学フェア開始後も私学フェアが連綿と続いていることからも明らかだろう。
◆熊谷展には公立が初参加
今年の案内には次のようにある。
「今年の熊谷展では私学フェア初の試みとして、埼玉県北部の県立高校の特別参加を予定していますので、ご期待ください」
私学フェアは大宮展、川越展、熊谷展がある。
ブース参加校は大宮展が47校、川越展が30校、熊谷展が12校。
北部地区に私立が少ないので仕方ないことだが、この種のイベントでは出展校の数が重要なのだ。出展校の数と来場者の数は比例する。
今回、熊谷、熊谷女子はじめ北部地区公立が10校参加する。
私立12校と合わせれば22校となるのでフェアの規模としてはまずまずだ(逆に会場のキャパとしてもこのあたりが限界かもしれない)。
コロナ以前、夏休みのこの時期、八木橋百貨店で北部公立フェアが行われていた。そして、なぜか同じ日に熊谷駅近くのキングアンバサダーホテルで私学フェア熊谷展が行われており両会場をハシゴした覚えがある。
「暑いぞ熊谷」で2か所回るのは容易ではない。同じ日なら一つの会場でやってくれればいいのにと思ったが、今回はからずもそれが実現した。
26・27日は各校イベントの集中日なので、どれだけの来場者があるか分からないが、公立初参加であるし、特に予約の必要もないということなので様子を見に行こうかと思っている。

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