一昨日の記事。
 かなり初速が出ている。
 あくまでも「自分的には」なのだが、2日目でPV1万超えは結構速い(よく読まれている)。

 この記事である。
 「上位校狙いなら面接の心配などしている場合ではない【令和9年度埼玉県公立入試】(1月19日付)」

 なので、続編を書くことした。

 前回記事で言いたかったのは、面接を恐れている受験生がいるかもしれないが、面接の配点はごく僅かだから、心配する必要がないということだ。
 もちろん、割合が低いと言えど、合否判断の材料の一つであるから、無視していいとまでは言わない。入試は1点を争う勝負なのだから、たとえ割合が低くても、なめてはいけない。万全の準備はしよう。ただ、その準備を始めるのは今じゃないね。もっともっと、ずーっと先の話だ。それよりも、今からやっておかなきゃいけないことがある。それは調査書対策。つまり各教科の評定(5・4・3・2・1)を上げること。

◆面接って必要?
 選抜資料として面接が必要だと考えている学校は、少数派である。
 間もなく始まる令和8年度入試でも、制度上、面接を実施することは可能だ。ざっと4分の1くらいの学校は面接を実施しているのではないだろうか。

 参考までに、普通科の(又は普通科のある)県立高校ということでピックアップしてみると、下記の学校が該当する(太字は、前年度定員割れし、欠員補充を実施した学校)。専門高校を加えるともう少し多くなる。
【令和8年度入試 面接実施の県立普通科】 
上尾橘・小川・桶川西・川口青陵・川口東・川越初雁北本栗橋北彩鴻巣女子狭山清陵・志木・庄和・白岡・草加西・新座柳瀬・蓮田松韻・鳩ヶ谷・飯能・ふじみ野松伏三郷・三郷北・宮代・妻沼・八潮フロンティア・鷲宮

 学力検査で学校選択問題を採用するような学校は面接を行わない(川口市立・スポーツ科学が唯一例外)。
 あるいは、それに次ぐ難易度の学校、たとえば、東部なら春日部女子・春日部東・杉戸・越谷南・草加、西部なら坂戸・松山・松山女子・朝霞、南部なら伊奈学園・上尾・浦和南・浦和北・与野・大宮光陵・川口・南稜、北部なら本庄、といった偏差値50オーバーの学校は、まずやらない。制度上やってもいいが、やらない。それはつまり、大多数の学校は必要性を感じていないからだ。

 そんな面接を、なぜ必須にしたのか。
 そこは、別の機会に詳しく述べるとして、上位校やそれに次ぐ難易度と目される学校は、学力検査や調査書の学習の記録の評定(俗に言う内申点)に重きをおいた選抜をしたいのだ。だから、令和9年度の選抜方法を決める際には、面接が合否に及ぼす影響が少なくなるような設計にしたはずだ。

◆特色化なのに「面接なし」は選べない
 今回の改革においては、選抜の特色化をはかるという目標が掲げられた。
 学校ごと、選抜方法に特色をだしてください。各校で工夫してください。
 と、県教委は言っているが、「じゃあ、うちは面接なしで特色を出そう」と思っても、それはできない。
 そこで、本当は面接なしでやりたい学校は、選抜資料の中で面接の占める割合をできるだけ小さくするだろう。そして、その分を学力検査や、いわゆる内申点に振り向ける。

 前回記事で取り上げた大宮高校・普通科の場合、各選抜資料の割合は次のようになっている。
 学力検査500点+調査書300点+面接30点、合計830点であるから(第一次選抜の場合)、その割合は学力検査60.2%、調査書36.1%、面接3.6%。
 面接はたったの3.6%。
 これは無視できる数字である。
 百歩譲って、重視しなくてもいい数字。

 学校選択問題採用校において面接の占める割合次のとおり。
 (今回は普通科、かつ第一次選抜にしぼった)

 浦和   3.7%
 浦和一女 4.5% 
 浦和西  4.1%
 大宮   3.6%
 春日部  3.6%
 川口北  3.6% 
 川越   4.0%
 川越女子 2.5%
 川越南  2.7%
 熊谷   3.6%
 熊谷女子 3.7%
 熊谷西  3.6%
 越ケ谷  3.6%
 越谷北  3.6%
 所沢   3.2%
 所沢北  3.6%
 不動岡  3.8%
 和光国際 3.6%
 蕨    3.6%
 川口市立 3.6%
 市立浦和 3.6%
 大宮北  3.6%
 
 3.6%が多いのは、「学力検査500点+調査書300点+面接30点」とすると、
 「30/830=0.03614457831」となるためだ。
 浦和一女の4.1%や浦和西の4.1%、川越の4.0%などは、この中では高めだが、これらの学校はその分、学力検査の比重を他校より高めに設定している。

 と、ここまで書いても、「1点を争う入試では・・・」と言われる方はいると思う。
 受験生に対しては必要な指導だ。
 だが、ここで取り上げたような学校は、面接では「30点か20点か10点」という大ざっぱな評価をするだろう。よほど態度が悪いか明らかな準備不足なら10点、普通なら20点、飛びぬけて上手なら30点といった感じだ。まあ、これはあくまでも想像なのだが、繰り返し言っているように、面接に重きを置いていないのだから、なるべく差がつかないようにするだろう。
 
 少し長くなったので、今日はここまで。
 おそらく読者の皆さんの中に、面接に重きをおかない学校ばかりじゃないぞと仰りたいかたもいるだろう。
 はい、そのとおり。
 なので、次の機会に書こうと思う。