昨日予告したように、今日は面接重視の学校を取り上げる。
第一次選抜、第二次選抜とあるが、取り上げるのは第一次選抜である。
最初に結論を言っておこう。
面接の得点割合が高い学校には、部活狙いの受験生を優遇したいと考えている学校が多い。
調査書の様式が変更され、部活動の実績や資格取得状況を記載する欄がなくなった。
これまでは部活実績や資格取得に対して加点していたが、それが出来なくった。
一言で言えば、部活や資格は入試の合否とは関係なくなった。
だが、頑張った部活の結果なども評価してもらいたい受験生もいるだろう。
また、高校側としても、中学時代、部活を頑張った生徒や、高校入学後も部活を一つの目標としている生徒に来てもらいたいという気持ちもある。
では、どうするか。
まず、面接の参考になる「自己評価資料」に部活の実績などを書いてもらう。また、高校入学後も部活を続ける意思を書いてもらう。
面接ではそれらについて尋ねる。
そして、面接評価にあたっては、志望動機が明白であるなどを根拠として、できるだけ高得点を与える。
もちろん、その前提として、選抜資料における面接の比重をできるだけ高くしておく。
と、まあ、こういう仕組みだ。
これまでのように県大会優勝しているので〇点というように明確に加点することはできないが、部活を頑張り、これからも頑張ろうとしている受験生を多少なりとも救うことはできるだろう。
面接本来の目的はそこではないが、部活を評価してもらいたい受験生と、部活を評価したい学校があるのだから、面接にその機能(役割)を持たせるしかないのである。
ということで、以上を踏まえ、面接の比重が高い学校をグラフ付きで見て行くことにしよう。
01 浦和東

自己評価資料の学校独自質問に、「これまでの成果(部活動・資格等の実績、自分なりに取り組んだもの)を挙げ、アドミッション・ポリシーにのっとって、どのように高校生 活を送りたいか具体的に書いてください」とある。
個人面接。
第一次選抜で60%をとる。
第二次選抜では面接の割合は7%まで下がる。
02 鷲宮

自己評価資料の学校独自質問に、「中学校3年間の校内外でのスポーツ・文化活動等における成果について書いてください」とある。
個人面接。
第一次選抜で60%をとる。
第二次選抜では面接の割合は30.6%まで上がる。
03 市立川越・国際経済科

自己評価資料の学校独自質問に、「本校の生徒として、部活動や行事、志望する学科での学びの中で最も実現したいことについて具体的に書いてください」とある。
個人面接。
第一次選抜で70%をとる。
第二次選抜では面接の割合は25%まで上がる。
普通科と情報処理科は集団面接で、割合も7%、部活アピールしたい人は国際経済科へということか。
04 北本

自己評価資料の学校独自質問に、「本校のアドミッション・ポリシーについて、これまでの体験と今後挑戦したいことを交えて自分の考えを書いてください」とあり、部活動という文言はない。
個人面接。
第一次選抜で80%をとる。
第二次選抜では面接の割合は7%まで下がる。
05 春日部東・人文科

自己評価資料の学校独自質問に、「学習と部活動等をやり抜く事について、これまでの体験や今後挑戦したいことを交えて自分の考えを書いてください」とある。
集団面接。
第一次選抜で80%をとる。
第二次選抜では面接の割合は22.6%まで上がる。
06 春日部東・普通科

自己評価資料の学校独自質問は人文科と同じ。
集団面接。
第一次選抜で80%をとる。
第二次選抜では面接の割合は27.5%まで上がる。
07 久喜北陽

自己評価資料の学校独自質問は特になし。
個人面接。
第一次選抜で60%をとる。
第二次選抜では面接の割合は25.8%まで上がる。
08 越谷南・普通科

自己評価資料の学校独自質問に、「課外活動(部活動やクラブ活動)または資格取得等において、目標を達成するためにした努力の過程を体験や成果を交えて書 いてください。(両方ある場合は両方書いてください。)なお、その実績があれば明記すること」とある。
個人面接。
第一次選抜で80%をとる。
第二次選抜では面接の割合は15.0%まで上がる。
08 浦和南

自己評価資料の学校独自質問に、「校内外を問わず中学校3年間で頑張ってきたこと、どのように頑張ってきたか、高校生活でそれをどのように活かしていきたいか、自分の 考えを書いてください。」とある。
個人面接。
第一次選抜で20%をとる。
第二次選抜では面接の割合は3.6%まで下がる。
10 越谷南・外国語科

自己評価資料の学校独自質問は普通科(前出)と同じ。
個人面接。
第一次選抜で80%をとる。
第二次選抜では面接の割合は13.0%とやや上がる。
11 小川

自己評価資料の学校独自質問は特になし。
個人面接。
第一次選抜で80%をとる。
第二次選抜では面接の割合は14.3%とやや上がる。
12 三郷工業技術

本校の校訓は「正確に はやく 美しく」です。これは工業において重要なことですが、なぜだと思いますか。あなたの今までのものづくりの 経験を交えながら自分の意見を書いてください。
自己評価資料の学校独自質問は特になし。
集団面接。
第一次選抜で80%をとる。
第二次選抜では面接の割合は6.3%まで下がる。
◆特に部活への意識はない学校も
北本・久喜北陽・小川・三郷工業技術などは、学校独自質問は設けていないか、部活とは直接関係しない質問となっている。したがって、これらの学校が面接の割合を高めに設定しているのは別の動機だろう。
それ以外の学校は、部活を意識した設計と言っていいだろう。
ただ、春日部東・越谷南・浦和南あたりになると、大学進学への期待もあるので、「部活枠」的なものを設けたとしても、完全にそちらに振り切ることはできないようだ。
◆その他、面接割合の高い学校
グラフは省略するが、上記に続くのは、割合9.5%の大宮南・桶川西・進修館・滑川総合である。滑川総合が自己評価資料の学校独自質問に「入学後、あなたが入部したい部活動等を仮定し、その部活動等に対するあなたの意欲を具体的に書いてください」と、部活アピールを促している。進修館は部活とは関連のない独自質問。大宮南と桶川西は独自質問なし。
この後は、上尾(普通・商業)が面接割合8.1%、上尾鷹の台・川口・川越初雁・坂戸(普通科)・草加・深谷・大宮商業・寄居城北が7.9%で続いている。

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