昨年12月、埼玉県から令和8年度埼玉県私立高校等の初年度納付金状況が発表された。
 授業料に関心が集まっていることだし、一応まとめ記事を書いておこう。
 なお、この記事を元になったデータは埼玉県総務部学事課のホームページに掲載されている。

 令和8年度私立高等学校初年度納付金の状況(令和7年12月1日現在)
 
◆初年度納付金とは
 この資料において初年度納付金としているのは、以下の費用の合計である。
 1 入学金
 2 授業料
 3 施設費等

 「入学金」は初年度だけ発生する費用であるが、「授業料」と「施設費等」は2年目以降も発生する。ただし、授業料については無償化されたので保護者負担のメインは施設費等ということになる。

◆県平均額
 各費用及び合計額の平均は次のとおりである。
 1 入学金 23万6667円
 2 授業料 43万7213円
 3 施設費 20万3218円
 
 初年度納付金合計の平均は87万7093円である。
 また、入学検定料の平均は2万5362円である。 

◆初年度納付金の高い学校
 初年度納付金合計が高いのは次の学校である。
 01 慶応志木    139万0000円
 02 立教新座    130円2000円
 03 早大本庄    118万3000円
 04 昌平(IBコース)110万3280円
 05 西武文理    109万2000円
 06 浦和明の星女子 102万8000円
 07 東邦音大東邦第二 99万0800円
 08 自由の森学園   98万1200円
 09 城西川越    95万6000円
 10 浦和学院    95万0000円
 11 淑徳与野    94万3000円
 12 大妻嵐山     93万0000円
 13 秀明       91万6000円
 14 武蔵越生    90万0800円

 以上、90万超えの学校。

◆初年度納付金の低い学校
 初年度納付金合計が低いのは次の学校である。
 35 栄北      79万6000円
 36 狭山ヶ丘    78万2000円      
 37 西武台     78万0000円
 38 開智      77万8000円
 38 開智未来    77万8000円
 40 浦和実業    77万2000円
 41 花咲徳栄    76万6000円
 42 本庄第一    76万2000円
 43 正智深谷    75万3000円
 44 東京成徳大深谷 75万2400円
 45 埼玉平成    75万0600円
 46 星野女子部   74万2900円
 47 山村学園    74万0000円
 47 山村国際    74万0000円
 49 武南      72万6000円
 50 本庄東     64万4000円
 ※星野は医専、GFも含む。
 以上、80万円未満の学校。

◆授業料の高い学校
 
 01 慶応志木     83万0000円
 02 昌平(IBコース) 75万6000円 
 03 早大本庄     68万4000円
 04 立教新座     62万4000円
 05 西武文理     54万0000円
 06 武蔵野音大附属  50万0000円
 07 東邦音大東邦第二 49万2000円
 08 開智       48万0000円
 08 開智未来     48万0000円
 10 細田学園     45万7200円
 11 正智深谷     45万7000円
 ※昌平IBコースの授業料はIBコース費分を含む。

 私立授業料無償化政策ににより国の支援金が45万7000円まで引き上げられたので、これを超える分が保護者負担となる。

◆施設費等の高い学校

 01 浦和明の星女子  44万2000円
 02 立教新座     37万8000円
 03 西武文理     30万2000円
 04 東邦音大東邦第二 29万8800円
 05 淑徳与野     27万3000円
 06 大宮開成     27万0000円
 06 秀明       27万0000円
 08 自由の森学園   26万9600円
 09 東京農大三    25万8000円
 10 本庄第一     25万4000円
 11 大妻嵐山     25万0000円
 12 城西川越     25万0000円

◆施設費等の低い学校
 
 38 秀明英光     15万0000円
 39 花咲徳栄     15万0000円
 40 昌平       14万7280円
 40 昌平(IBコース) 14万7280円
 42 浦和実業     13万4000円
 43 細田学園     13万0000円
 44 埼玉平成     10万4600円
 45 東京成徳大深谷  10万0000円
 46 星野(女子部)   9万6900円
 46 正智深谷      9万6000円
 48 本庄東       5万2000円
 49 開智        4万8000円
 49 開智未来      4万8000円
  

 施設費等については国の支援はないが、埼玉県が独自に父母負担軽減事業を実施している。ただし、県内在住で県内私立在学が条件で、所得制限もある。

◆その他の費用
 ここまで紹介したのは、県による調査結果である。
 各学校は調査の範囲内で回答しており、実際には、制服代、教材費、修学旅行積立金、スクールバス代などさまざまな費用がかかる。
 「無償化」は、より正確には「授業料無償化」であるから、有償分(自己負担分)については各校ホームページや募集要項等でしっかり確認する必要がある。

【PR】
 令和9年度公立高校入試改革を読み解く研修講演会 申込サイト