参議院議員選挙が終わった。
 昔は新聞、テレビなどマスコミにとって選挙は結構儲かる商売だったらしい。
 しかし、SNSが発達した現在、選挙のために新聞で情報を得ようとしている人はいないし、テレビを見るのも年寄りだけになっている。
 なので選挙に関する報道もどんどん減っているのだそうだ(そのような調査結果もある)。

 私は毎回同じ政党の候補者に投票するということはない。
 思想的にはたぶん真ん中より右側なんだろうと思っているが、では毎回自民党あたりに入れているかというとそうでもない。
 要するに「支持政党なし」の「無党派層」というやつだ。

 最近の傾向としては若い人に投票する傾向が強い。
 もっとも今74歳だから自分より年上はほとんど立候補していない。
 したがって必然的に若い人に投票することになる。
 できれば二回り以上年下がいい。
 一回り下 62歳
 二回り下 50歳
 三回り下 38歳
 これ以上、下になると被選挙権があるかないかという年齢になってくる。

 現在の各党党首でいうと、自民党・石破茂、立憲民主党・野田佳彦が68歳。
 日本保守党・百田尚樹が69歳。
 この人たちは私の中ではほぼ同世代だ。
 気分としては、オマエらがやるくらいならオレがやってやるよくらいの感じ。

 国民民主党・玉木雄一郎が56歳。
 若く見えるけどもう50代後半か。
 急いだほうがいいぞ。
 不倫なんぞしている場合じゃない。

 日本維新の会・吉村洋文とれいわ新撰組・山本太郎が50歳。
 参政党・神谷宗幣がそれより少し下で47歳。
 年齢で選ぶならこのあたりかな。
 40代後半から50代前半あたり。

 今回秘かに注目していたのが「チームみらい」の安野貴博。
 1990年生まれなので今年35歳。
 私からすると「まだまだ青い」というところだが、そのくらいの年齢の方がいい。
 彼は昨年の東京都知事選で5位に入り一躍注目を浴びた。
 本人は開成中高から東大、編集者をやっている妻、黒岩里奈さんが桜蔭中高から東大。
 バリバリの学歴エリート。
 なんだが、安野氏自身はAIエンジニアであり起業家でもある。

 科学技術立国を標榜している割には国会に理系人材が少ない。
 大企業経験者はいても起業経験のある人は少ない。
 
 国会ではたった一人でできることは少ない。
 ほとんどないと言ったほうが正確だ。
 だが、こういう若い人材が入れ代わり立ち代わり入っていけば、少しは変るんじゃないか。
 長くやる必要はない。
 むしろ短期間でどんどん人が入れ替わったほうがいい。
 次の選挙でまた若い才能が出てきたら陰ながら応援しよう。