埼玉県教育委員会は4月21日(火)、令和8年度(2026年度)公立高校入試の実施状況(平均点含む)を発表した。
 詳細データはこちら。

「令和8年度埼玉県公立高等学校入学者選抜実施状況」

 各教科平均点(受検者平均)は次のとおりである。
 カッコ内は前年(令和7年度)

◆英語(学力検査)、数学(学校選択)が大きく上昇

 ▽国語 60.9点(63.4点)前年比マイナス2.5点
 ▽社会 66.8点(65.6点)前年比プラス 1.2点
 ▽数学 50.4点(52.3点)前年比マイナス1.9点
 ▽理科 63.2点(64.8点)前年比マイナス1.6点
 ▽英語 52.1点(43.6点)前年比プラス 8.5点

 ▼数学(学校選択) 57.3点(44.8点)前年比プラス12.5点
 ▼英語(学校選択) 61.2点(57.0点)前年比プラス4.2点

 学力検査問題は、前年に続き3教科(国語・社会・理科)で60点超え。40点台はなかった。
 学校選択問題は、英語が5年ぶりに60点超え。数学は大幅上昇。

◆過去5年間との比較
 以下は過去5年間との比較である。
 
 ▽国語
 2026    60.9点
 2025    63.4点
 2024    58.1点
 2023    57.1点
 2022    62.9点
 2021    68.7点
 
 前年より下がったが2年連続60点超え。

 ▽社会
 2026    66.8点
 2025    65.6点
 2024    65.7点
 2023    64.1点
 2022    52.9点
 2021    62.6点
  
 前年より僅かに上昇。4年連続60点台。
 
 ▽数学
 2026    50.4点
 2025    52.3点
 2024    51.7点
 2023    55.8点
 2022    48.0点
 2021    62.2点
  
 前年よりやや下がったが50点台は維持。
 
 ▽理科
 2026    63.2点
 2025    64.8点
 2024    51.6点
 2023    58.2点
 2022    52.5点
 2021    56.2点
  
 2年連続60点台。

 ▽英語
 2026    52.1点
 2025    43.6点
 2024    53.5点
 2023    45.8点
 2022    52.6点
 2021    51.4点
  
 前年比プラス8.5点の大幅上昇。

 ▼数学(学校選択)
 2026    57.3点
 2025    44.8点
 2024    50.2点
 2023    50.5点
 2022    42.6点
 2021    56.0点
  
 前年比プラス12.5点の大幅上昇。

 ▼英語(学校選択)
 2026    61.2点
 2025    57.0点
 2024    54.8点
 2023    56.7点           
 2022    58.3点
 2021    61.6点
  
 5年ぶりの60点超え。

◆過去10年間、高平均点ランキング
 今年度を含む10年間で平均点が高かった教科は次のとおりである。

01 71.9点 英語(29年度学校選択)
02 68.7点 国語(令和3年度)
03 67.9点 数学(令和2年度)
04 66.8点 社会(令和8年度)【今回】
05 65.7点 社会(令和6年度)
06 65.6点 社会(令和7年度)【前回】
07 64.8点 理科(令和7年度)【前回】
08 64.3点 英語(31年度学校選択)
09 64.1点 社会(令和5年度)
10 63.4点 国語(令和7年度)【前回】
11 63.2点 理科(令和8年度)【今回】
12 62.9点 国語(令和4年度)  
13 62.6点 社会(令和3年度)
14 62.2点 数学(令和3年度)
15 61.6点 英語(令和3年度学校選択)

◆全体としては概ね想定内
 国語は前年並みと予想された方が多かったと思うが、前年比マイナス2.5点でほぼ想定内だった。

 社会は出題傾向、難易度ともにほとんど変化がなかったことから、前年並みと予想した方が多かったと思う。前年比プラス1.2点で予想通り。

 理科は前年の大幅上昇の反動も予想されたが、大きな変動はなかった。

 数学は「学力検査」「学校選択」共に、前年並みかやや上がると予想した方も多かったのではないか。「学力検査」の方は、前年比マイナス1.9点なので想定の範囲内と言ってもいいが、「学校選択」の方は、前年が低すぎたこともあり、プラス12.5と予想以上の大幅上昇となった。

 英語は「学力検査」「学校選択」共に、前年並みまたはやや上昇という予想が多かったと思われるが、「学力検査」は前年比プラス8.5点、「学校選択」は前年比プラス4.2点と比較的大きな上昇となった。

 今回、「学力検査」では、最高の社会(66.8点)と最低の数学(50.4点)との間に16.4点の開きがあった。前年は最高(社会65.6点)と最低(英語43.6点)の開きは22.0点だったので、それよりは縮まった。
 
 県の方から度数分布、標準偏差や小問ごと正答率(通過率)などの発表があるのは7月の予定だ。