5月21日、埼玉県教育委員会から令和9年度入試に関わる二つの情報が発信された。
一つは「学力検査 出題の基本方針」、もう一つは「学校選択問題実施校」。
「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学力検査問題の出題の基本方針 」
「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における学校選択問題実施校 」
◆出題の基本方針は変わらず
出題の基本方針は次のとおりである。
(1)中学校における平素の学習を重んじ、中学校学習指導要領に基づいて出題する。
(2)基礎的な知識及び技能をみる問題とともに、知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力等の能力をみる問題の出題に配慮する。
(3)各教科の目標に照らして、受検者の学力を十分に把握できるように、出題の内容及び出題数に配慮するとともに、記述による解答を求めるよう配慮する。
以上は令和8年度までとまったく同じであるが、新たに次の文言が加わった。
「※ なお、出題形式は令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜より、解答方法にマークシート方式を導入する。各教科での出題形式の割合は、得点に換算して、マークシート方式の問題が9割程度、記述式の問題が1割程度とする。(令和7年7月公表済)」
出題の基本方針や出題範囲に変更はないが、マークシート方式採用により、記述式問題は点数にして10点分(各教科)となる。
「記号選択問題=マークシート解答」となることにより、無答率(白紙解答)は減る可能性が高い。いわゆる「まぐれ当たり」もあるだろう。これで喜ぶ受験生もいるが、部分点というものがほとんど姿を消すわけで、ほとんどの問題が「満点か0点か」となる。「これはこれで厳しいと思うよ」と、受験生には言っておこう。
◆浦和南、予想通り23校目の学校選択問題実施校へ
昨年(令和7年)12月に発表された「選抜実施内容(暫定版)」では、学校選択問題は実施しないとしていた浦和南高校だが、一方でホームページには次のような記載があった。
「*暫定版では、学校選択問題について「実施しない」となっていますが、現在検討中です。」

これを見て、塾の先生方は全員、浦和南は学校選択問題を実施するのだと理解しただろう。実施校の発表は毎年5月であるから、12月時点では「検討中」と言うしかなかった。
これにより、さいたま市立の3高校(市立浦和・浦和南・大宮北)はすべて学校選択問題実施校となった。

コメントを残す