学校説明会など入試関連イベントの年間日程を収集している。
 埼玉新聞や「よみうり進学メディア」に掲載するためだ。

 今日現在(5月16日)、公立で年間予定をホームページに掲載していないのは、次の学校である。
 (色付きセルの学校は令和8年度入試で欠員補充を実施している)

 年間予定を早く発表したからといって、それだけで希望者が増えるわけではない。だが、募集活動の期間は長く見積もっても来年1月までなので、4月から始めて10か月、今月から始めて9か月、夏休みから始めたのでは6か月しかない。いわば短期決戦であるから、スタートの時期はきわめて重要なのである。

◆始動の早い生徒を獲得する
 私の仕事は、学校の知名度・認知度を上げ、より多くの志願者を集めたいと考えている学校を応援することである。 
 ただ、生徒募集に関する考え方は学校ごとさまざまで、いわば正解のない問いのようなものであるから、自ら信ずるところに従い、各校それぞれの政策を実施すればいい。

 その上で言うが、私が早期の説明会開催を推奨しているのは、質の高い生徒を発見しやすいからである。
 統計があるわけではないが、今の時点で学校選びの行動を開始している生徒は、高めに見積もっても受験生全体の2割から3割であろう。
 よって、早期に説明会を開催しても、大量の受験生が殺到する事態にはならないだろう。
 だが、この2割、3割の受験生は質が高いのである。
 で、ここが大事なところだが、ここで言う質の高さは必ずしも学力だけで測っているわけではないということだ。
 将来を真剣に考えている生徒。
 目的意識がはっきりしている生徒。
 行動力のある生徒。
 そういう意味での質の高い生徒を発見しやすいのが今の時期なのだ。

 募集活動の開始が遅い学校に聞いてみると、「早い時期にやっても、うちの学校に目を向けてくれる受験生はほとんどいない」というのだ。
 いや、そんなはずはない。
 人数が集まらないのはその通りだが、進路を真剣に考えている質の高い生徒が必ず来てくれるのだ。
 そういう生徒が入学してくれれば、きっと学校生活の中でリーダー的役割を果たしてくれるだろう。
 早期の説明会は量で測ってはいけない。質で計測すべきなのだ。