令和4年度埼玉県公立入試の募集人員が発表された。
 教育局県立学校人事課からの発表である。
 入試を担当するのは主に高校教育指導課であるが、各校定員の増減は教員の増減にも関係するので人事課案件ということだろう。

 先生方は当初から分かっていたと思うが、今年は公立募集人員を増加しなければならない状況だ。
 中学校卒業予定者数が前年の6万1183人から、1614人増加し、6万2797人となっているからだ。
 これに伴い、公立募集人員は680人増加した。
 (720人増、40人減で差し引き680人増)

 
 増減の対象となったのは19校である。
 増加が18校、減少が1校。

 以下、増減のあった学校である。
 
 上尾鷹の台 200 → 240
 朝霞    320 → 360
 朝霞西   320 → 360
 伊奈学園  760 → 800
 浦和北   320 → 360
 大宮東・普 240 → 280
 桶川    280 → 320
 春日部女子・普 240 → 280
 川口    320 → 360
 川越総合  200 → 240
 川越西   320 → 360
 熊谷西・普 240 → 280
 越ケ谷   320 → 360
 志木    240 → 280
 庄和    160 → 200
 草加南   240 → 280
 所沢西   320 → 360
 富士見   200 → 240
 
 羽生実業・ビジネス会計 40 → 0 募集停止

 なお、不動岡は(普通320+外国語40)から(普通360)に変更となるが学校全体としての増減はない。

 増加となった18校のうち、上尾鷹の台・伊奈学園・桶川・春日部女子(普)・熊谷西(普)・志木・庄和・川越総合の8校は、前年の40人減を元に戻した形だ。
 前年は専門学科の減が3校あったが、今回は募集停止となる羽生実業のみである。
 学校選択問題採用校では、熊谷西(普)と越ケ谷が40人増となった。
 増加校のうち、大宮東(普)・桶川・庄和の3校は前年度、欠員補充を行っている。また、川越西1.01倍・草加南(普)1.00倍・富士見1.00倍となっており、募集人員増が定員割れにつながりかねない。
 これらの学校には、定員割れがないよう頑張ってもらおう。

 以上、簡単な報告である。
 なお、元データはここにある。
 令和4年度 埼玉県公立高等学校第1学年、県立高等学校専攻科第1学年及び県立中学校第1学年 生徒募集人員並びに中等教育学校後期課程第4学年定員