「連休、どこか行きました?」
 知り合いにそう尋ねられるが、連休ってどこかに行かなきゃいけなの。家でぼおっとしてちゃまずいの。
 そりゃ、子供が小さいうちはどこか遊びに連れて行かなきゃというのもあったが、年寄りにそんな役目はないし、ただじっと時の過ぎるのを待つのみ。

 もっとアクティブに行動したほうがいいんじゃないですか。
 ええ、だから今日も2時間ほどランしてきましたよ。それで昼飯食って昼寝して…

 そもそも連休は働き盛りの若い世代のためにあるもので、毎日「さて、今日は何しよう」と思案している年寄り用にあるもんじゃない。

 たしかに私は、年金もらわずフルタイムで働く現役プレーヤーなわけだが、若いころみたいに、それっお休みだっていうんで、あれこれ活動したら、後でそのツケがドドッと回ってくる。そうだな、10連休のツケを支払うのに倍の20日はかかるんじゃないか。5月終わっちゃう。
 だから今は(連休は)、頑張らない。というか欲張らない。

 マスコミ報道によると、連休には2兆円以上の経済効果があるという。みんなが旅行やイベントに出かけたり食事に行ったりショッピングしたりするからだが、それが終わると「連休、お金使い過ぎちゃったかな」というんで引き締めにかかるのは必定だ。

 さあ、ここからが年寄りの出番だ。
 観光地も道路も空いてきた。お店も暇だ。そういう時に活動するからみんなに喜ばれるのだ。

 と、年寄り向けメッセージを発してみたわけだが、よくよく考えてみれば読者の多くは私より年下がほとんどで、バリバリの現役である可能性が高く、あまり意味がなかったかもしれない。
 書き直すのも手間なので、このまま公開しよう。