ほぼキャッシュレス生活の私は、普段のスーパーやコンビニの買い物でもクレジットカードを使うのである。最近では楽天ペイとかPaypayのような電子決済も多用するが、それらもクレジットカードと紐づけされているから、結局はクレジットカード利用と同じことだ。

 さて、そうなると、カード会社から頻繁にメールが送られてくるのだが、その中で多いのがキャンペーンのお知らせとリボ払いのご案内だ。ほとんどのメールは読まずにゴミ箱行きになるのだが、まあリボ払いのお誘いの多いこと。

 一回払いだと翌月にドカンと引き落とされるのだが、リボ払いだと毎月の支払額(返済額)が一定だから安心ですよと、誘ってくるわけである。ホント、これでもかとしつこく誘ってくる。
 が、その手に乗ってはならない。

 リボ払いの手数料(利息)は年率換算で15%が普通だ。15%と言えば消費者金融の手数料と同じ。普通、消費者金融から金借りてモノ買います? 滅多なことではそんなことしないでしょう。でも、リボ払いでモノを買うというのは、極端な話、それと同じことをやってるんですよ。
 本人は1万円ずつ返しているつもりだが、そのうちの3000円は手数料で、元金は7000円ずつしか返してない。だから、返済が長引き返済額も多くなる。調子に乗ってリボ払いを続けていると、いつの間にか借金地獄に陥るのはこういう仕組みだからだ。
 リボ払いは慎重に、ってことだ。

 そう言えば、消費税の中間申告分を払えという通知が来てたな。
 納付が遅れると延滞税がつくぞと書いてある。2か月以内なら年率7.3%、それを過ぎると年率14.6%だと。何だよ、これも消費者金融並みじゃないか。
 まだ8%だからいいが、10%になったらどうするのよ。

 と、こんな風に日々頭の中ではお金のことが駆け巡っているわけですよ。これが自営業。独立とか起業とか威勢のいいことを言う人も多いけど、資金繰りの心配をしなくていい人というのは、余程の才能に恵まれた人か、さもなくば恐ろしく強運な人。

 凡人が独立起業したら、金の心配をしないでいい日など一日もない。やっぱり勤め人が最強。
 ということを今さら気づいても後の祭りなので、このまま行くしかない。