昨日は春日部共栄高校、今日は横浜高校。と言っても野球ではなく塾説明会の話だ。

 神奈川県民や野球通の方は横浜が併設中学を持つ男子校であることはよくご存知だと思うが、そうでない人は野球の強い学校、松坂や筒香の出身校と答えられればいいほうだ。

 場所は横浜市金沢区。京浜急行の線路沿いで「能見台駅」から徒歩2分。ただし、これは校門までの時間で、教室までたどり着くには、最近人工芝になったグランドをグルっと半周しなければならないので5分以上はみておく必要がある。にしても、なかなかの好立地。

 2020年4月、いよいよ男女共学化。これから女子の募集活動に力を入れなければならない。
 そこで、神奈川県内中学生向けの情報紙「よみうり進学メディア・神奈川版」に、記事広告を出そうということになり、その記事執筆の仕事が私に回ってきたという次第。そう言えば、法政二高が共学化したときも記事を書いた記憶がある。

 歴史も知名度もあり、立地もよく、校舎のリノベーション(大規模改修)も順調に進んでいるので、その点では女子の受け入れ条件は整っている。セーラータイプの制服もなかなかオシャレだ。
 あとは、質実剛健の男子校イメージにどんな変化を持たせて行くか。

 女子校が共学化し男子を受け入れる場合、一般的には進学校路線への転換を強く押し出して行く必要があるが、男子校が共学化し女子を受け入れる場合は、そこまでの必要はないだろう。ただし、女子の大学進学志向が高まっている昨今、進路実現へのたしかな道筋を示してあげないと支持を得られない。

 女子の第1期生は、当然ながら先輩がいない。この風通しの良さは魅力になるだろう。

 長年男子一本で来たので、先生方が女子の扱いに慣れていない。女性教師陣を増強しているが、男子にはどうでもいいことが女子には命がけの大問題だったりする。このあたりのギャップをどう埋めて行くか。
 今日の説明会の様子だと、行事や部活や日常生活の規則などの細かな点は入学してきた生徒の意見も聞きながら、という態度にみえる。まあ現実的な対応だろう。そう考えると、第1期生には、学校づくりに参加できる楽しみもあり、これもまた一つの魅力になりそうだ。

 と、こんな感じで記事をまとめてみることにしよう。