土曜日、加賀一之宮・白山比咩神社参拝。「咩」は「め」と読む。全国の白山神社の総元締めだ。東京文京区・東洋大学のそばに白山神社があるが、これも発祥は白山比咩神社。
この日は、金沢市郊外、湯涌温泉(ゆわく)の「湯の出」という旅館に泊まる。食通ではない私の言うことなので話半分に聞いてもらえばいいが、料理は絶品だ。お薦めして後で恨まれることはないだろう。
日曜日、湯涌温泉から車で20分ほどの天台宗・医王山寺(いおうぜんじ)春季例大祭で護摩行(ごまぎょう)。
いつもはこのまま帰るが、京都に住む同行の知人が「明日、わが家に鮫島純子さんがみえて講演されるので聞きに来ないか」と誘われ、初めて特急サンダーバードに乗り京都へ。金沢京都間は約2時間と意外に近い。
夜は丸太町の「マダム紅蘭」という中華料理店へ。バーとかではないよ。食通ではない私が言うことだが、ここもお薦めできる。
さて、本日。
朝早く起きて鴨川沿いをランニング。ついでに上賀茂神社参拝。午後1時からの講演まで時間があるので、仁和寺に行ってみた。真言宗御室派総本山。
鮫島さんの講演については後で書くが、なぜかその場に仁和寺の僧侶が二人参加していたので、「京都マラソンのときはいつも応援してくれて有難うございます」とお礼を言っておいた。
京都マラソンでは仁和寺の真ん前を通るのだが、坊さんたちが大声で応援してくれて、ランナーたちはいつもそれを楽しみにしているんだ。お経を唱えられるとちょっと萎えると思うが、普通に「ガンバレー!」と応援してくれる。
「そうそう、偶然ですけど、さっき仁和寺に行ってきたんですよ。観音堂の障壁画を見てきました」と言うと、「それは良かった。普段は公開していませんから」と嬉しそう。「今度みえるときは是非、私を訪ねてください」と名刺を渡された。坊さん、しっかり営業。
肝心の鮫島純子(さめじま・すみこ)さんの話だ。
年齢を聞いて驚くなよ。1922年(大正11年)生まれの97歳(まだ96かも)だ。
驚くのは年齢だけじゃない。鮫島さんは、あの渋沢栄一の孫なのだ。加えて、鮫島さんの亡くなられたご主人は、岩倉具視のひ孫なのだ。
家系がすごすぎる。
だが、本当に驚くのはここからで、お話そのものがとんでもなく面白いのだ。
どんな話だったか?
少し長くなったので、続きはまた明日。
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