ストローの次はレジ袋か。スーパーやコンビニで使われているレジ袋が7月1日から有料化する。
 ストローが大きな問題として取り上げられたのは2年前だったと記憶しているが、その時は「俺、タピオカ飲まんし」とあまり気にならなかった。しかし、毎日のようにコンビニを利用する身としては今度は無関係というわけには行かない。

 有料化と言っても1枚3円とか5円程度であるから、毎日利用したとしても月に100円か150円にしかならない。マイバックを購入するより安上がりかもしれない。
 家に帰ってからはゴミ袋として活躍するわけだが、それを節約するためには別途ゴミ袋を購入することになるから結局は消費量、費用ともに変わらない。

 とまあ、自分の中ではそういう理屈なのだが、こういうのは金の問題じゃないんだな。これからは、街でレジ袋をぶら下げて歩いていると、意識高い系のオバンサンたちから、「あら嫌だ。あの人、環境問題分かってないのね」と、白い目で見られるかもしれないんだぜ。テレビしか見てないような説教ジイサンたちからどやされるかもしれない。

 レジ袋削減で海洋汚染や地球温暖化が防げると思っている人は、こういうページを見てみるといい。
 「プラスチックの一覧」
 もっとも「検索って何よ?」という種類の人が多いので無理だと思うが、プラスチックがいけないと言うならターゲットが山ほどあることが分かる。

 しかし、海外でも日本でも、政府はそれらには触れない。そこを言い出したら我々の生活は立ち行かなくなるからだ。
 とは言え、持続可能な社会というテーゼを掲げてしまった以上、何か行動を起こさなければならない。
 では、どうするか。

 小さなことからやりましょう。身近なことからやりましょう。自分が出来ることから始めましょう。それが地球を守ることにつながるのです。子供たちのためになるのです。
 このように言ってあげると分かりやすい。
 実は、大きなこと、重要なことには目を向けるなと言っているのだが、そこに気づかない。
 たかがストローやレジ袋で地球がどうにかなるはずがないのだが、小さなことからやりましょうというのは魔法の言葉で、ついついそれに乗せられてしまうのである。

 皆さんの周りにもいるんじゃないかな。
 小さなことからやろう、できることからやろうと言う人。
 それはね、大きなこと、困難なことはやらないってことなんだよ。