今日は春日部共栄中学高校の塾対象説明会に出席した。新型コロナの影響でオンラインに切り替えたり9月以降に延期した学校が多いこともあり、個人的には今シーズン初のリアル説明会出席だ。
 会場は春日部ふれあいキューブ。学校での開催を予定していたが、感染予防の観点から外部会場に変更したようだ。
 感染予防と言えば、受付を済ませ会場に入ろうとしたら、顔見知りの先生から「梅野先生、体温36度でした」と言われた。「えっ、何それ?」と、周りをよく見たら、体表面温度測定用のサーマルカメラが設置されているではないか。おでこにピッとやるやつと違って、これ高価なんだよな。学校は今回の新型コロナで、どれだけ予定外の出費を強いられたことやら。

◆時間設定には工夫が必要
 中学校の部が10:30~11:30
 高校の部が11:45~12:45
 両方の話を聞こうとすると休憩を挟んで2時間15分の長丁場となるが、もう少しコンパクトにまとめられないか。
 それぞれ別日程という手もあるが、塾側としてはそれも大変だ。

 終了時間が12:45(実際にはも少し早く終わったが)というのも、出勤前の塾の先生にとっては厳しいかもしれない。
 遅くとも2時くらいまでには塾に戻りたいと思っている塾長さん、教室長さんも多いと思われる。

◆ライブ配信とオンライン資料配布はリアル出席者にもメリット
 今日は新型コロナ対応ということで、ライブ配信(YouTube)も行っていた。
 これはなかなか便利だ。
 限定公開なので誰もが自由に見られるわけではないし、いつまで公開されているのかも分からないが、私は帰って来てから、リアルで見てきたものをもう一度映像で見ることができた。
 また、当日配布資料(PDF)もダウンロードできるので、さっそくデータとして保存しておいた。人によると思うが、紙の資料をとっておくのは面倒なので非常に助かる。
 ライブ配信とオンラインによる資料配布は、出席できない人のための措置だが、出席者にも役立ったということだ。

◆学校紹介ビデオは余計だ
 ここだけではないが、説明の一環として途中で学校紹介ビデオを流す学校がある。受験生・保護者対象の説明会でもある。
 これは止めて欲しいなと、前々から思っている。
 開会前に、早く来た人のために流すのはありだと思うが、「さあ、どうぞご覧ください」っていうのはどうかな。
 たぶん、動画が珍しかった時代、視聴環境が整っていなかった時代の手法を引きずっているのだと思う。どこかにQRコードを貼っておいて、後で見て下さいでいいだろう。
 どうしても動画を流したいというなら、ちょっと手間だが、本日専用のオリジナル動画だ。今朝撮ってきたばかりの登校風景ですとか、さっき終わったばかりの1時間目の授業ですみたいなものだったら面白いかもしれない。説明会をライブ配信する時代だ。難しい話ではないだろう。

◆募集担当者の紹介に一工夫あり
 塾説明会では、募集担当者を紹介するのは定番だが、今日の説明会ではそこに一工夫あったように思う。これまでだったら、役職と名前、担当地域を簡単に紹介するか、ちょっと気の利いた学校でも顔写真入りのプロフィールをプリントして配るかくらいだが、校長が二人の責任者の経歴などを軽いユーモアを含め紹介した。ライブ配信を意識したものと見たが、塾の先生方との距離を少しでも縮めるにはこうした演出もいいのではないかと思った。 

 何もなければ例年通りとなるが、新型コロナは塾説明会や学校説明会のあり方を見直すキッカケとなりそうだ。