挨拶は先にした方が勝ち、って知ってる。言葉どおり検索すればいろいろ出てくるから、興味のある方はどうぞ。
 で、今日はこの言葉を、主に公立の先生に伝えたい。

 公立の先生方、顔怒ってますよ、怖いですよ。
 この話、以前にも書いたと思うがもう一度。

 私は取材や説明会でよく学校訪問する。
 塾の先生方は、あまり公立高校には行かないと思うが、私立慣れした先生方が公立に行ったら、たぶんビビるかもしれない。それくらい怖い。
 実際に話してみれば全然そんなことはないのだが、第一印象は威圧感たっぷり。

◆説明会は第一印象がすべて 
 全員とは言わないが、公立の先生方は先に挨拶をするという習慣がない。
 その結果、説明会などでかなり損をしている。
 長い付き合いなら、だんだん分かってくるでも構わないが、学校説明会は第一印象だからね。

 公立でも私立でも生徒はよく挨拶するよ。元気があって気持ちいい。
 生徒が出来るんだから、先生が出来ないはずないでしょう。
 挨拶は返すのは当然だけど、こっちから先にしないと。

◆山で挨拶を交わす理由
 山に行く人は分かると思うが、すれ違う時たいてい「こんにちは!」とか言い合うでしょう。
 中には無言で過ぎ去る人もいるけど、よほど疲れてるんだろうと思えばいい。

 では、街中で見ず知らずに挨拶しないのに、山ではなぜ挨拶するか。
 それがマナーとされているということもあるが、実は万一トラブルがあった場合、つまり遭難ということなんだが、挨拶を交わした人が覚えていて、それが捜索の助けになることがあるかららしいよ。
 富士山みたいな街中と変わらない雑踏の中なら別だけど、そうじゃなければ、だから大抵は挨拶を交わす。
 挨拶には相手を認識し記憶するという作用がある。

 で、つまり何が言いたいかというと、挨拶には防犯にも有効ということだ。
 出入りの工事関係者を装った不審者が校内に侵入したとする。生徒から次々に挨拶される。おまけに大人である先生からも挨拶される。こいつはヤバイ。顔覚えられたかな、となる。
 コンビニやスーパーでも店員からの挨拶、声がけは万引き防止の効果があるらしい。

◆先に挨拶で主導権を握る
 話が横道にそれたが、こっちから先に挨拶するを全員に徹底させると、それだけで第一印象は劇的に良くなる。
 先生方が授業の導入に拘るのは、それが授業展開を左右するからでしょう。ある意味それと一緒。
 その後のさまざまな企画を生かすも殺すも第一印象次第。
 先に挨拶して、こっちのペースに引き込むということだね。

 挨拶は無視されることもあるが、それがキッカケで二言三言会話を交わすこともある。
 で、これが貴重な情報交換の機会となる。
 説明会は、学校側からすれば情報発信の場であるが、せっかく来てくれた人から情報受信しないともったいない。
 先に挨拶することで、思わぬ情報をゲットできるかもしれない。