10月17日(土)・18日(日)は一泊二日の神宮参拝のため通常記事はお休み。というタイトルを付けておけば、ここまで来る人は少ないだろう。
 でも念のため本文チェックされた方のために神宮のことを書いておこう。

 神宮とは伊勢神宮のことである。
 つまり、ただ「神宮」と言えば、それは伊勢神宮のこと。
 別格の存在ってことだ。
 が、熱田神宮明治神宮平安神宮鹿島神宮(茨城県)香取神宮(千葉県)北海道神宮など神宮と名の付く神社は多いわけで、やはり伊勢神宮と言わなければ通じない。

 伊勢神宮は、別宮・摂社・末社等125の社で構成されるが、その中心は、衣食住や産業の守り神・豊受大御神(とようけのおおみかみ)を祀る外宮(げくう)と、皇室の祖先とされる天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る内宮(ないくう)である。
 外宮、内宮の順に参るのが正式とされている。また、どちらか一方だけというのは「片参り」(かたまいり)といって嫌われている。
 が、細かい決まり事を言い出したらキリがないので、あまり気にしないことにしよう。

 私はこれまでに20回以上はお参りしていると思うが、ほとんどの場合、御垣内参拝(みかきうちさんぱい)し、御神楽(おかぐら)を奉納するという、割と正式な作法に則ったお参りをしている。
 お金はさほどかからないが、時間がかかる。それと、御垣内参拝の場合、服装に気を使う。できればダークスーツ、最低でも上着にネクタイは必要だ。
 だから、観光を兼ねて行く場合はごく普通の参拝でいいだろう。

 伊勢神宮では個人的なお願いはしない。
 初めて行った時に、外宮・内宮の正宮では個人的なお願いをしないようにと教わったので、以来それを守っている。
 神様に日頃の感謝を申し上げる場面なのだそうだ。
 国家安寧とか五穀豊穣ならいいようだ。
 ただ、これは正宮でのルールであって、別宮なら構わない。
 ということで、内宮の一角にある「荒祭宮」(あらまつりのみや)で思いっきり個人的なお願いをするようにしている。

 伊勢名物と言えば「伊勢うどん」だが、あのコシのまったくないふにゃふにゃのうどんは好きになれない。一応、食うけど。
 どっちかというと「てこね寿司」だ。元は漁師メシらしい。漬け丼ということになるのかな。
 内宮近くのおはらい町通りとその一角にある「おかげ横丁」は有名だ。
 「おかげ横丁」は伊勢名物・赤福の関連会社が運営している。
 赤福餅は、平らにして持ち帰らないと寄っちゃうからそこが面倒。
 宅配便で送ることもできるが、何だかなという感じ。

 今夜の泊は伊勢市二見町の「旅荘・海の蝶」。
 夜の蝶じゃないぞ。
 一時は、日本語が覚束ない従業員が多く決してサービスが良いとは言えなかったが、最近かなり良くなった。
 GOTOトラベルの恩恵を受け、繁盛しているようで何よりだ。