すでにご存じの方も多いと思われるが、埼玉県から学習塾事業者向けのお願いが出されているので、念のため紹介しておこう。
 県内大手塾で大規模クラスターが発生したこともあり、県としても何もしないわけにはいかない。
 お願いはコチラのページにある。
 学習塾事業者の皆様へ(感染防止対策のお願い)
 県は、学習塾を指導・監督する立場にはないから、あくまでもお願いベースである。

 動画も2本公開されている。
 1本目は学習塾事業者向け。
 学習塾事業者の皆様へ(7分26秒)
 2本目は児童・生徒及び保護者向け
 児童・生徒及び保護者の皆様へ(2分15秒)

 中身は感染防止対策の徹底についてだが、塾の皆さんが1年以上前からやっていることばかりである。
 感染者が発生したら、学習進度が遅れるし、風評被害的なことも想定されるから、今さらお願いされなくても、できることはすでにやりつくしている。
 お願いする方も、そこは分かっているが、こうして目に見える形で何かを残しておく必要があるのだ。
 
 今回、さいたま市内の学習塾を取材しているが、いわゆる大手塾ではない。
 大手塾だと、どこを取材するかでいろいろ面倒な問題も出てくる。
 なぜSなんだとか、なぜWなんだとか、なぜEなんだと言った話にもなりかねない。

 仮にどこか大手を取材して、後でクラスターが発生してしまったらおおごとだ。
 感染対策のお手本みたいな形で紹介しておいて、そこで発生してしまったらシャレにならん。
 というか、すでに大手でクラスターが発生してるし。

 そう考えれば、塾生数からして50人だ、100人だという大規模クラスターが発生する可能性が低い塾を取り上げるのが無難である。
 が、それにしても、小規模クラスターは、どこでも発生する恐れはあるわけで、今回取材で取り上げられた塾も例外ではない。一人の感染者も出ないことを祈るばかりである。

 仮にコロナが下火になったとしても、今行っている対策は、風邪やインフルエンザ対策としても有効なものが多いのであるから、このまま入試まで、緩めず継続しておいて損はない。