土日2日間、私は休業だったが、埼玉県東部地区の公私立高校の皆さんはしっかり活動されていた。
 東部進学フェア(6月4日越谷サンシティ)。
 ブース参加は国立1校、県立27校、県内私立14校(他に県外私立もあるが割愛)

◆御礼メッセージがあるといい
 さて、今日のお題は「参加御礼メッセージ」である。
 今回のようなフェア参加の後は、WEBサイトに「御礼メッセージ」を掲載したほうが良いのではないかという話だ。

 ブース相談した受験生・保護者は、話の内容を改めて確認するために、その学校のWEBサイトを訪れる可能性が高い。
 興味を持てば持つほど、その確率は高くなる。
 また、いくつかの学校で相談した場合、比較の意味で見直すこともあるだろう。
 
 そんな時、最新情報(トップニュース)に「本日は本校ブースをお訪ねいただき有難うございました」の御礼メッセージがあれば、好感度がさらに上がるだろう。
 掲載のタイミングは当日中がベストである。
 実施が日曜日であるからぎりぎり月曜日の午前中あたりまでが限度となるだろう。
 あらかじめ記事の下書きをしておいて、写真を添えてすぐに出す。
 2日も3日も経ってからでは遅すぎる。だったらむしろ出さないほうがいい。

 これは自校で実施した説明会でも同様である。

◆一番丁寧なのは春日部工業 
 各学校が御礼メッセージを掲載しているかどうかを調べてみた。
 私立は、年中いろいろなフェアに参加しているので、公立に絞ってHPを当たってみた。
 
 御礼メッセージを掲載しているのは27校中5校(18.5%)だった。
 6月5日(月)午前の調査である。
 
●岩槻
東部進学フェアに参加しました

●越谷総合技術
第19回東部進学フェアご来場ありがとうございました。

●杉戸
【校長日誌】東部進学フェア

●草加西
東部進学フェア・・・御来場ありがとうございました!!

●春日部工業
【校長より】6/4 埼玉東部進学フェア

 岩槻、杉戸、草加西は写真付きだった。
 越谷総合技術は写真は無く「御参加いただきました方々ありがとうございました」の一言のみ。もう少し何とかならないかと思うが、未掲載の学校が多い中、掲載しているだけで目立つだろう。
 草加西は、ほとんどの学校が説明会日程を更新している中、いまだに未更新。早く更新したほうがいい。

 今回一番丁寧だったのは春日部工業(齋藤潤校長)。
 校長ブログの形での発信だが、前々日の大雨のお見舞いから始まり、自身の印象や感想などを細かく書いた上で、最後は説明会や体験入学へのお誘いで結んでいる。ほぼ満点の出来。
 文中、「『工業高校=就職』というイメージを強く持たれていることが印象に残りました」とあるが、同校HPの進学指導のページには、たった一行「個々の学力に応じた指導、サポートが充実」とあるだけだ。工業高校からも上級学校進学への道が開かれていることや、入学後に進学希望に変った場合、どのような指導が行われかなどをもう少し詳しく書いてもらいたいところだ。

 上記以外の22校は、特にメッセージ等の掲載はない。
 絶対に載せなくてはならないというほどのものではないが、できれば一言あったほうが好感度は高まると思う。
 越谷北や久喜北陽などは、参加しますとHPで予告しているのであるから、終わった後に一言無いとバランスが取れない。

●春日部
●春日部女子
●春日部東
●川口東
●久喜
●越ヶ谷
●越谷北
●越谷西
●越谷東
●草加
●草加東
●草加南
●三郷
●三郷北
●八潮南
●久喜工業
●杉戸農業
●誠和福祉
●三郷工業技術
●久喜北陽
●幸手桜
●吉川美南

 私立は説明会の回数も多く、さまざまなフェア・合同説明会にも参加しているので、その都度御礼メッセージを掲載すべきかどうかは微妙なところだ。ただ、参加を促す記事を掲載した場合は、それと対をなすものとして御礼メッセージを掲載するのが自然な流れだろう。