こんなこともニュースになるのかと思った。

 文化祭の最中に…教諭がUSB紛失、卒業生含む生徒75人のデータ入り 飯能高、生徒会室に置き忘れ帰宅後不明に(埼玉新聞 9月23日)
 
 この記事、県教委発表のニュースリリースが元になっている。
 生徒の個人情報を含むUSBメモリの紛失について(9月22日)

 新聞見出しの「文化祭の最中に」はこの場合、特に重要とは思えない。
 が、文化祭後いくつかのコロナ集団感染が起きているので、「また文化祭か」という形で読者の目をひきやすいと考えたのだろう。
 ちなみに、紙の新聞の方の見合出しは、「教諭がUSB紛失 生徒75人の氏名含む 飯能高校」となっている。

 USBに入っていたのは生徒の個人情報というが、文化祭実行委員(卒業生含む)の氏名、学年、クラスだという。
 これらの情報は、学校によっては文化祭パンフレットで紹介している程度のものだ。
 中には出身中学校まで記載している学校もある。

 では、今回の件がそれほど重要ではないかというと、そうではない。
 たまたま、その程度の情報だったというだけで、住所や電話番号や成績などである可能性も捨てきれないからだ。

 USBメモリーは便利であるが、セキュリティ面でのリスクも大きい。
 まず第一に紛失しやすい。
 これが最大のリスクだろう。

 第二に情報漏洩リスクがある。
 持ち帰り仕事をするためにデータをUSBメモリにコピーする先生がいるかもしれない。
 (これは禁止されていると思うが)
 自宅のパソコンは学校のパソコンほど安全な通信手段を持っていない可能性があり、情報漏洩につながる恐れがある。

 第三にウィルスを媒介する恐れがある。
 ウィルス感染したパソコンにUSBメモリを挿入すれば、USBメモリもウィルス感染し、そのUSBを使用した別のパソコンに感染を広げてしまう。
 
 便利な反面、このようなリスクがあるので、USBを媒介としたデータ共有は出来ないようにするのが今の流れだと思う。
 県立学校の内情は詳しくは分からないが、おそらく校内業務で使用するパソコンに関しては、USBによる情報共有は出来ないシステムになっているだろう。

 だが、先生方が仕事上で個人のパソコンやUSBを使ってしまえば、セキュリティ対策が機能しないことになる。

 私物パソコンの校内持ち込みを厳禁とする。
 そのためには、私物を持ち込まずとも円滑な業務遂行が可能である環境を整備することが必要だ。
 また、勤務時間内に業務が完全に終了し、自宅に仕事を持ち帰らなくても済む体制を整えることも必要だ。

 まあ、この程度のことは県教委はじめ管理職の皆さんも先刻ご承知と思う。
 あとは必要な予算を確保できるかどうかだ。

【追記】
 昨年から公式Instagramを運用している。
 トップの画面が文字だけなので損をしているように思うが、中身の写真のセンスは結構いいんじゃないかな。
 現在フォロワー数、約450人。
 飯能高校 公式Instagram