今日もまた多くの学校で説明会が行われた。
 そこで、例によって、各校ホームページを閲覧し、参加御礼メッセージ等が掲載されているかどうか調べてみた。
 午後5時現在。
 掲載校は少なかったが、読み応えのある記事もあった。

◆明日の100点より、今日の70点
 午後1時過ぎの段階で一度チェックしたが、その時点で浦和一女、熊谷女子、妻沼の記事掲載を確認できた。
 この手の情報は、早いというだけで一定の効果を発揮するので、この姿勢は良い。
 
 記事の中には、特にタイミングを問わないものもあるが、タイミングが命というものもある。
 御礼メッセージは後者である。
 頭を捻って完ぺきな文章を練り上げても、機を逸すると価値を失う。
 反対に、「今日はありがとう」といった簡単な記事であっても、上手くタイミングを合わせれば人の心に響くのである。
 だから私は、「明日の100点より、今日の70点」と言っている。

◆川口北、蕨は校長挨拶を掲載
 15時過ぎという早い段階で、川口北、蕨の2校は、この日の校長挨拶を掲載していた。
 説明会挨拶を記事化する試みは、これまでになかったものだ。
 (皆無ではないが極めて稀)

 校長挨拶を掲載するのは、ある意味ライバル校に手の内を明かすようなものだが、それよりも、今日の参加者の背中を押す効果が上回るだろう。改めて読んだ参加者が決意をより確かなものにしてくれるだろう。

●川口北 校長挨拶
令和5年度 第3回学校説明会 校長挨拶

●蕨 校長挨拶
第3回学校説明会 校長あいさつ

 川口北の高松校長は、「実際に見ていただけばわかることですが、私立高校や新しくできて、まもない学校とは違って、決してピカピカの奇麗な校舎ではありません」などと述べている。川口市立を念頭においているのは明らかだ。
 また、蕨の山本校長は、「さいたま市や川口市などの県南部であれば、校舎がきれいだったり、制服がおしゃれだったりする高校はたくさんある」などと述べている。「校舎がきれいだったり」は川口市立に間違いないが、「制服がおしゃれ」は、川口市立だけでなく、来年度からリニューアルする川口北も含めてのことなのか。 
 
 いずれにしても近隣の学校同士火花を散らすのは悪いことではない。
 「地域の学校は、協調しつつ競争する」ことがお互いの利益につながる。

◆動画付きも登場
 動画の情報量はテキスト(文字)の数百倍、数千倍とも言われている。
 文字であるべき情報や文字の方が正確に伝わる記事もあるが、御礼記事のレベルであれば動画を活用していいだろう。

●熊谷女子
第6回学校見学会 ご参加ありがとうございました(12:55) 
 約40秒の動画付き記事。
 第1回希望調査では定員割れ状態だった。
 そこからの挽回を図ろうという気持ちが伝わってくる。

●花咲徳栄
 私立の場合、説明会回数が公立にくらべ圧倒的に多く、その都度記事配信しないのが普通だ。
 そんな中、動画配信ではおそらく県内トップを走るであろう花咲徳栄は、さっそく1分22秒の動画を配信。

 撮影・編集に当たる先生も、ニュースキャスターを務める生徒も慣れているので、素早い配信が可能になる。動画ニュースの配信は今年5月1日から連続211日とあった。

◆その他、記事配信があった学校
 浦和一女は今回のような御礼記事に限らず、あらゆる場面で素早く、手堅く記事を配信する学校だ。
 新座総合技術も広報には積極的だ。
 募集では苦戦を強いられている妻沼だが、この姿勢はいずれ報われるだろう。
 
●浦和一女
11/25学校説明会(最終回)へのご参加ありがとうございました(13:06)

●新座総合技術
第3回学校説明会 ご参加いただきありがとうございました。(15:00)

●妻沼
第2回学校説明会(9:52)
 
 本日、説明会等が行われた思われる学校は、次の学校だが、17時の段階では記事配信は確認できなかった。
【西部地区公立】
 小川、川越、志木、松山、松山女子
【南部地区公立】
 大宮、大宮光陵(音楽・書道)、大宮武蔵野(個別)、川口東、市立浦和、大宮北
【北部地区公立】
 児玉、本庄、熊谷農業(体験)
【私立】
 浦和ルーテル、浦和麗明、開智未来、川越東、城西川越、西武台、聖望学園、東京農大三、星野共学部、本庄第一、武蔵越生

【追記】
 後日(本ブログ公開後)に記事掲載が確認できた学校
●常盤
最後の学校説明会  

●所沢中央
学校説明会

●熊谷工業
熊谷工業高等学校 学校見学会