あいにくの雨模様となった本日、県立杉戸高校の第2回学校説明会に足を運んできた。
今日の説明会は、一風変わった二部構成となっている。
第一部が外部の特別講師(塾の先生)による入試情報提供講演会、そして第二部が通常の学校説明会(個別相談や授業見学も含む)という流れだ。
開始は午前11時とやや遅く、講演会が終わるのがお昼近く。小休止を挟んで12時から学校説明が始まるというかなり変則的なスケジュールである。それにもかかわらず、生徒・保護者あわせて840名もの申し込みがあったというから驚きだ。
この時期に、果たして一般的な入試講演が必要かどうかは、意見の分かれるところかもしれない。
春先や夏休み前ならいざ知らず、そろそろ具体的な志願先を絞り込もうかというこの時期に、受験生や保護者が一番聞きたいのは、何よりもその学校の「中身」に関する情報のはずだ。
……と個人的には思うのだが、ほぼ満席となった体育館の熱気を見れば、一つでも多くの新しい情報が欲しいという切実な思いが垣間見える。特に、入試制度が大きく変わる初年度となれば、なおさらその傾向は強いのだろう。
実際の入試講演では、全校実施となった「面接」の話題に多くの時間が費やされていた。
その狙いや実施方法についての丁寧な解説に加え、具体的な対策まで示されたことで、受験生の不安はかなり解消されたのではないか。
また、学力検査で導入されるマークシート方式についても細かな説明があった。
従来の記述式からマークシートに変わることで、出題形式がどう変化するかという点への言及は、さすがは塾の先生であり、中学校の進路指導ではあまり聞かれない実践的な話だったかもしれない。
実は、今日は杉戸高校はもちろん、どこかの学校に足を運ぶ予定はもともとなかった。
ではなぜ急遽予定を変更したかといえば、同校の第3回学校説明会で、今度は私が入試講演を行うことになったからだ。
最近になって、予定していた講師が急遽来られなくなり、「誰か代われる人はいないか」と学校から相談を受けた。そこで、「私でよかったらやりましょう」と引き受けたわけだが、そうなれば、一つ前の説明会でどんな内容が語られるのか、自分の目で耳で確かめておかなければなるまい。来場する受験生や保護者は大部分入れ替わるだろうが、中には連続で参加する熱心な方もいるかもしれない。内容の重複や矛盾を防ぐためにも、事前のリサーチは不可欠である。
日頃から小中学生を相手に指導を重ねているだけあって、塾の先生の言葉の選び方や話の進め方は実に巧みで、大いに勉強させられた。
私も中学生相手に講演をする機会はあるが、どちらかといえば大人や先生方を相手に話すことの方が多い。立場や対象が変われば、伝えるアプローチも変わる。今日は講演の内容そのものだけでなく、話し手としての技術も含めて、大変有意義な学びの一日となった。
以下、杉戸高校ホームページより。

2026-09-26 at 21:20
本日の私の講演について取り上げていただき、ありがとうございます。
今年度はさまざまな点で入試制度が変わりますが、変化に対する受験生の皆さんの不安を少しでも和らげることができればと思い、お話をさせていただきました。
今日の講演が、受験生の皆さんにとって、これからの受験に向けて一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しく思います。