学校公式インスタをフォローしまくっているので日々チェックが大変。
 各校とも撮影、編集の技術が向上しているので、見ていて面白い。
 さて、そんな中、ふと気づいたのは音声の重要性だ。
 動画全盛の時代、今後は音声メディアが見直されるのではないかと予想しているので、音声に関心を寄せているから余計気になるのかもしれない。

 学校公式インスタは動画・静止画にテロップを乗せ、BGMを被せる手法が一般的だが、これらを極力排除し、「地の音(元の音)」を生かし、「聞かせる」ことを狙った手法というものもある。
 というわけで本日は、「見せる」と同時に「聞かせる」動画としても成功している例を3本紹介しよう。

◆テロップなし、BGMなしのシンプル動画~春日部高校
 最近配信されたばかりの同校インスタ動画だが、テロップ無し、BGM無し。
 元々テロップ無しBGM無しの動画・静止画が中心の学校だが、これなどは余計なBGMをかぶせなかったことにより、いかにも男子校らしい雰囲気を伝えることに成功している。
 

◆プロ顔負けの実況中継~熊谷女子高校
 体育祭(運動会)の動画を上げている学校は多いが、台本なしでこの実況中継は大したものだ。
 リレーの実況中継をしているのだがランナーの画像はほとんど見えない。
 見せるより聞かせることを狙ったのは明らかだ。

◆これはお宝映像になるかも~花咲徳栄高校
 今月行われるプロ野球ドラフト会議で上位指名が確実視されている同校野球部・石塚裕惺選手のスピーチ。
 職員朝会の場でU18世界大会の帰国報告をしている映像だが、実に堂々としている。話す内容は準備してのことと思うが、メモも見ず前を向き、はっきりとした口調で話す様はお見事の一言に尽きる。
 テロップを最小限に抑えることで「聞かせる動画」作りに成功している一例だ。
 彼が将来プロ野球やMLBで活躍してくれればこの画像はお宝映像となるだろう。

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